煌めく光の中で


by fusk-en25

ケーキを買って

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珍しくパン屋でケーキを買った。
学校帰りの道筋。
パン屋のショウウインドーに並んでいる白いチョコレートのタルトを孫が欲しがった。
フランスのパン屋では6個ぐらいまでのケーキなら箱に入れずに
厚紙に並べて、包装紙の端をちょんちょんと器用におって手渡してくれる。
今日はたった一つしか買わなかったけれど。
やっぱり三角に包んでくれた。
いつ見てもこの包装は箱に入っているより可愛いと思う。好きな形だ。
いさんで買ったせっかくのケーキだが「やっぱり甘すぎるね」と
孫は半分しか食べなかった。

いつになったらもう少し暖かくなるだろうと
毎日ぼやきたいような低い気温が続いている。
雨も降ったり止んだりと天気も一定しない。
それでも日照時間だけはグーンと長くなり、8時を過ぎても夜とは思えない明るさになってきた。
今夜も「もう夜ですよ」と言うかのように、
明るい空にほんのりした月がぽっかりと浮かんでいた。
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# by fusk-en25 | 2016-05-19 07:31 | 空を眺める | Comments(8)

鳩の卵を

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1週間ほど前から やたら土鳩がしげしげやってきて、
しかもツガイで、ベランダの手すりに止まっている。
巣をかけられたら困るので気をつけていたのだが。
やっぱり。やられてしまった。
どうしてこんな狭いところで卵を生めるのか?と思えるようなベランダの隅っこに卵が3個、
巣もきちんとは出来てなくて敷き藁程度の作り方だった。
巣の中に3個以上は入らなかったのか、4個目は離れたところに転がっていた。
卵を触ったらほんのり温かったから、温め始めていたのだろう。
雛に孵る前に見つけることができてよかった。勿論、卵はすぐに捨てた。

実際に私は見たことはないが。
パリ市の公園内に少し前から鳩舎が設けられて。
鳩に避妊餌を与え、産んだ卵も回収して、土鳩の数を減らす対策をしているそうだ。
10年も経てば、パリ市内の土鳩の数が減り、被害が少なくなると言う。
そう言えば大量の鳩が群れなして飛んでいるのも少なくなったような気がするし、
やたらめったら交配して、血が濃くなるからか奇形の鳩も以前はかなりいたのに、
近頃 それもあまり見かけなくなった。
生態系に対してこういう措置がいいか悪いかはわからないが、
少なくとも衛生上はいいのだろうと、ベランダの床に落ちた鳩の糞を掃除しながら思っていた。
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# by fusk-en25 | 2016-05-18 07:05 | 動物 | Comments(4)

やりかけの。。。

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私は几帳面だと思われているらしい。
確かにある部分は自分自身でも癖(へき)と思えるようなところはある。
色糸が思った具合に並んでないとイライラしたり。
やらなくてもいいのに引き出しをひっくり返して並べ替えたり。
縫い物を始める前には必ず針山の整理をしたり。
ところがである。
ある一線を超えると、見事にほったらかしにして自分でも唖然とする。
今日も、日本に出かける前にやりかけていた作業をぜーんぶごっちゃにして
籠にほりこんで行ったのを片付けていて。
そういえば、編みかけのセーターがあったと思い出した。
今の季節にぴったりの綿糸で編み出して
ほぼ80%ぐらいは編んである。出かける前に仕上がらず。
しかもその出かける前というのは今回でなく、前回。実に2年間も籠に入れっぱなしだった。
帰ってきた時に季節が外れて時期を逃したというのはいいわけで、
去年だって同じ時期はあった筈なのにと苦笑もしながら、
ほりこんだ際にもつれた糸を解きほぐした。
からんだ糸を解きほぐすような単純な作業はまた割と好きで、
糸を玉に巻き直しながら
今年は続きを編み終えるだろうか?とちょっと甘い?期待もしている。
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# by fusk-en25 | 2016-05-17 06:22 | 手仕事 | Comments(4)

調理師になった友。

去年の1年間「辻調理師学校」に通った友達がいる。
学校に行くだけならそんな人がいても不思議はないのだが
彼女の年齢が65歳だった。
60歳の定年で仕事を辞めた後、よく似た仕事を別の事務所で嘱託になって働いていた。
去年その2度目の職場も定年になって、家で遊んでいても仕方がないと
調理師学校に行く気になったらしい。
聞いたときは、私も彼女の夫も体が続くかな?と少し心配はした。
何しろ18歳や19歳の若者と混じっての学業である。
彼らについて階段をあがるだけでもしんどいわと初めは言っていた。
それが3ヶ月くらい経った頃には「馴染んできたな」と思えるようになる。
毎週、日記風に書いて送ってくれる授業風景を読むのも楽しみだった。
そしてこの3月には無事に卒業。調理師になった。
因みに彼女は料理好きでも家事が得意というタイプでもない。
どちらかといえばそういうことは苦手だと私は見ていた。

先月、日本に帰ったとき。ほとんど毎日ほど合宿のように夕飯を共にしたのだが。
なんと腕が上がっているではないか。
一年も学校に通ったから当たり前かもしれないが。
身のこなしが台所に立つと今までになくテキパキしてきている。
大根おろしにあえる「ちりめんじゃこ」もわざわざ湯どうししていた。
確かに湯どうしするとテキメンに美味しくなる。
しかも嫌がらずに後片付けもしていくのにはちょっと驚いた。
包丁も3日にあげず研いでくれる。基本が身についたなと思った。

この年になってと言いたくはないが。
人間幾つになっても成長するものだ。見習わねばならない気がした。

滞在中のある日の夕飯と送ってくれた調理師学校の風景。
奥から2番目に彼女が座っている。
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# by fusk-en25 | 2016-05-16 08:50 | 思う | Comments(2)

野菜を刻む。

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フードプロセッサーのことをフランスではrobotとよぶ。
もともとmagimixは業務用の調理器具を作っている会社だったから
家庭用品を売り出すようになってもスタイルはどことなく野暮ったいのだが。
さすがに業務用を作っていただけあって
抜群の刃の切れ味とモーターのどっしりした丈夫さに惹かれて買った。
もう20年以上も使ってはいるが切れ味はビクともしない。
キャロットラペもこれを使うと瞬時に4本や5本の人参が削れて、
しかも包丁で切るよりはるかにジューシーで美味しい。
葉っぱの付いた水々しい人参を買ったから。
お昼にキャロットラペをこしらえた。
たっぷり4本刻んで、薄い輪切りにした赤い玉ねぎと塩胡椒、林檎酢で味をつけ。
冷蔵庫で何時間か寝かせる。食べる直前にオリーブオイルをかけ。
時々胡桃やひまわりの種を炒めてあわせることもあるが。今日はシンプルに野菜だけにした。
夕方、bioの店に塩やオイル、カマルグ米を買いに行き、
一緒に買ってきたバケットにベーコンとゆで卵やレタスをはさんでワンプレートの夕食にした。

今朝の気温は12度だった。
季節が初夏に移るどころか、また早春の温度に戻ってしまい。
道行く人も厚めのコートを羽織り出した。
室内に暖房も入らない時期だし。。。寒いねえとぼやいている。
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# by fusk-en25 | 2016-05-15 07:56 | ままごと | Comments(8)

まさか入道雲?

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ここ数日雨交じりのうっとうしい日が続いている。
午後になって少しは回復しそうと思える青空が広がってきて、
ぽっかりと大きな雲が浮かんだ。
入道雲?まさか。。。
この週末から1週間ほどは20度を切る予報も出ている。
また寒いのかといささかうんざりはして。
季節もまだ夏に移動はしないだろうが。
それでも夏雲がではじめる気配には見とれてしまった。

夕刻になると燕がベランダすれすれに飛び交う。
写すには飛ぶのが早すぎる。。。と恨めしい。

マルシェで青々した柔らかそうな豌豆やマッシュルームを買ってきた。
豌豆は豆ご飯にして。。新鮮な赤玉ねぎでぬたでも作ろうか。。。
と夕飯の献立を考えるのも楽しい。
昼は茸やキャベツをたっぷり入れたほぼ野菜だけのようなスパゲッティを作った。
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# by fusk-en25 | 2016-05-14 06:41 | 空を眺める | Comments(2)

職人の心意気

独り住いの母が死んだ時に空き家になった生家のガスや電気水道などのインフラは
漏電やガス漏れのおそれを考えて一時停止にしてきた。

私が帰国する時のガスや電気の再開は何年か前からインターネットできるようになった。
こういう進歩はありがたい。
電気に関しては使用開始日時の申し込みさえすればブレーカーを上げるだけで使えるが。
ガスの場合は開栓に立ち会うことを要求される。
日時を指定して工事の人がきてくれるのだが。
今回は築後80年も経って古くなったメータを取り替えたいと言われていた。
帰った日にガス会社の人がきてメーターを取り替え、
ガス漏れをチェックされたら、ガス管のつなぎ目にかすかに漏れる場所が見つかった。
ピストルのような器具で、ガス管の継ぎ目の場所に当てるとピーっと音がする。
随分古いガス管なので磨いてみても修理できるかどうか保証はできない。
できれば部品を交換して欲しい。ただし有料だと言われる。価格は1万円ぐらいらしい。
たった一月しか使わないのに1万円は高いと思ったけれど。
まさか危険を承知で使うわけにはいきませんねと言いながら。
実は一月しか使わないこと。
家自体も処分するから取り替えても家が潰されてしまうこともあるとは言ってみた。
ガス会社の方もたった一月の使用なのかと気の毒がってくれて
まず磨いて使えるかどうか試してみると部品を磨き始めてくれた。
30分ほども経った頃。
継ぎ目の部品を磨いた結果、長く使うのには問題はあるが、
2ヶ月ぐらいの使用なら絶対に大丈夫と保証されて、修理費用は無料だった。
さすが日本というか。
部品を変えてしまった方が彼らにとっては簡単だったに違いない。
それをあえて磨いてやろうとする相手に対しての思いやりにも、
2ヶ月なら大丈夫だと言い切れる自信にも。
仕事に誇りをもってことに当たる職人の心意気が伝わってくるような気がして嬉しかった。
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# by fusk-en25 | 2016-05-13 06:22 | 思う | Comments(0)