
何かどこかで音がしている。。まだぼんやりしながら。。
最初はしめやかに。遠くの方から聞こえてくる。。その音が。。
そのうちにいくらか目覚めてくると。。合間も音もどんどん早くなる。。
「スリスリ。。スリスリ。。スリスリ。。」
猫が。。
「朝ですよ。。」と起こしに来る時間。
ほぼ毎朝。。午前7時から7時半。
「しゃないなあ。。。」と嫌々。。起きて餌をやる。
ここ数日は晴れていて。もう既に日が昇り家中は明るい。。
今朝もいつものように。。扉をこする音で目が覚めた。
眠い目を開けて見たら。。家の中がいつもとちょっと感じが違う
カーテンも壁も。。薄赤く染まっている。。
餌をやるのに行った台所。。の窓に。。
ちょうどきらめく太陽が。。。昇り始める。。ああ朝焼け。。
と見とれて。。
時計を見たら6時。
「なーんや。。今日は1時間も早かったんや。。」
早すぎる。。。とぼやきながら。。
刻々と変わる朝焼けには餌をやるのも後にして。。見続ける。。
もう冬の柔らかな光ではない。
しっかりした「朝陽」と言う感じの濃厚な夏の。。朝焼け。。




写しているうちに。。なんとか目も覚めて来て。。
家中のあちこちの濃いピンクの色や
カーテン越しにも見える朝陽にも。ちょっと興奮もして。。
猫に起こされるには早すぎる時間。
でも朝焼けがあまりにも綺麗だから。。ま。いいか。
もちろん。。足にまとわりつく猫に。。
餌はやりました。
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by fusk-en25
| 2018-06-30 08:51
| 住む
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珍しく郵便受けに近所のスーパのチラシが入っていた。

客寄せに生鮮食料品のマルシェ?(大売り出し?)を今週はやるらしい。
肉や魚に混じってムール貝の写真も載っている。
ちょうど「浅利の煮浸し」のレシピを見ていて。
浅利はフランスでは高級品で値段はムール貝の5倍から7倍ぐらいもする。。
しかも高級な魚屋か大きなマルシェの魚屋にしか置いていない。
わざわざ遠くまで買いに行くのも大変だから。。
スパゲッティのボンゴレはどこにでも売っているムール貝を使っている。
この「浅利の煮浸し」もムール貝に置き換えて。。やってみたいと思っていた。
夕飯に友達が来ることになっていて。。
「ムール貝のワイン蒸し」をしようと。。5時過ぎに買いに行った。
スーパーの魚売り場のお兄ちゃん。
まだ店開きを始めたばかりで。
トロ箱の魚を出しかけていて。。氷を崩したり。。。
それがまたなんとも鈍重な感じで、魚屋の威勢の良さはない。
普段なら「魚腐るで。。」毒づきたいぐらいだが。。
ムール貝を1キロ欲しいと言うと邪魔くさそうに。
「買わんでもいいのに。。」みたいな顔をしながらも、量ってはくれた。。
商売気のない分素朴な売り子と思えないこともない。。
ムール貝をいくらか洗って。まず煮浸しをやってみた。
鍋に少しの水を入れ貝を開けて、身を取り出し。
残ったおつゆは漉して。白ワインにほんの少しの砂糖と醤油を入れて煮切り、
貝の身を鍋に戻して。ひと煮立ちして火を止め。
鍋ごと水をはったボールに入れて冷まし。
荒熱が取れたら。汁ごと容器に入れ替え冷蔵庫で冷やす。
小さなガラス容器に紫蘇の若芽を摘んで盛ると。
「さっぱりして夏向きの洒落た?前菜ですねえ。。」。と好評だった。。
さて残りのムール貝も。。
綺麗に掃除して。エシャロットや玉ねぎの葉っぱを入れて
オリーブオイルを熱し。。ムール貝をざっと入れて。。ワイン蒸しにする。
「こう言うものを食べると静かですねえ。。」
喋る暇がないぐらいにせっせと手と口が動く。。
残ったのは殻だけでした。。
夕飯の終わる頃。。
満月が上がってきた。。
うっすら満月の周りにだけ雲がかかって。。
オレンジ色の月がなんとなく艶かしい。。。

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by fusk-en25
| 2018-06-29 09:56
| ままごと
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by fusk-en25
| 2018-06-28 06:23
| ままごと
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朝の光が眩しい。。
カーテンを閉め忘れて寝て。。起きたら。。
目も開けられないぐらいのきらめく光だった。。
カーテン越しに見える影も。くっきりと浮かぶ。
ちょっと鉢を移動させたら景色も変わる。。
とにやにやしてみたり。。
ポツポツと鎧戸から漏れる光を楽しんだり。。
雲ひとつない青空という形容がぴったりの空になった。
その分、空気は乾燥して。
ベランダの鉢は夕方にたっぷりと水をやっても。
朝には草がへなっとなっていることもある。。
今週末は30度の真夏日だと予報も出ている。。
あまりにも暑すぎるのは困るけれど。。
やっぱり夏だから。。たまには夏らしい日があってもいい。。
かき氷を食べる温度になるかしら?と楽しみにして。。
容器に水を入れて冷凍庫にしまった。。
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by fusk-en25
| 2018-06-27 09:17
| 季節感
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その中でも当たり外れのない「平たい桃」を買った。
普通の桃よりキロあたり自体は少し値段も高いが。
種の小さい分を差し引いて。。実際の実だけを考えるとかえって安いかもしれない。
それに何しろ果肉がしっかりしていて美味しい。
買ってきた平桃はまだ時期が少し早すぎたのか。。ほんの少し甘みが薄い。
軽く煮て「コンポート」にした。
シロップにレモンの輪切りを入れて一緒に炊くと。
桃にもシロップにもほのかにレモンの香りが移り、爽やかな味になる。
コンポートを煮るついでに。。
冷蔵庫の野菜室に忘れていた蓮根の端くれを、
酢蓮根にして、これにもレモンの薄切りをのせて。
大根のキムチを漬けたり。。
その残った大根の皮で中華風漬物も作って。。
保存食が色々あると。。なんとなく豊かな気分になってくる。。



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by fusk-en25
| 2018-06-26 09:36
| ままごと
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毎日の自転車のトレーニング?は

目的なしに30分ほど走ってくるだけだが。。
たまには何か用事を作って走るのも楽しい。
ちょうど「エマウス」(https://kiramekuhi.exblog.jp/26210979/)に寄付したい物もあった。
それを積んで指定の場所に置き。。
やっぱり店の中もちらっとは見た。
前にも書いているようにもうすでに食器は山ほど持っている。
収納場所に困るぐらいだが。。
それでもちょっと目先の変わった物はないかと眺めてしまう。
ヴァカンスの前だからか食器の種類は少なかったが。。
色々な保存瓶を見つけた。
WECKの保存瓶は小さいが蓋もちゃんと揃っていて。。
大きな瓶は保存食を入れるだけでなく拾った小石や木ノ実を入れるのにも適している。
色々選んで。
係のおじさんに持っていく。全部で3ユーロと言う。
いくら元は「ただ」とは言え、安いなあと思うけれど。。
安さに文句つけるわけにもいかない。。
支払う場所に行って。。払って戻ると。
買った品がエコーバックに詰めてあった。
「あんた。自転車で来たやろ。。持って帰りやすいように袋に入れといたで。」
ヘルメットをかぶっていたのが効をなしたか。。
断ることもないから。。
「どうもありがとう」ともらって来た。
帰って、きれいに洗って。。
ちょうど冷やしていた。「トマトのお浸し」を入れてみた。
でもこのガラスを。。どこに収納しよう?

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by fusk-en25
| 2018-06-25 08:00
| 住む
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ここ数日快晴が続いていて。。月も星もくっきり見える。
午前2時雲がたなびく中に。。爽やかな感じの綺麗な月が煌々と輝く。
ふんわりスカーフをまとったような薄い雲がまたいい。
月の写真は難しい。
特にとっぷり暮れたこの時間。
ISO感度を上げてもぶれることが多い。
ただ月だけを写すのもつまらない。。
何か他のものを入れようと思っても。そんなものは闇に沈んで何も見えない。
実は昨日も。。
同じ時間に見た月も煌々として綺麗だった。
もちろん何枚も写してみた。1枚くらい写るかな?
取り込んで見たら。。。
ぼやけた光の固まりだけが写っていた。全敗。。あーあ。
お月様はどうしても見ているように写らない。
夜更かしの挙句。。
月の入りのちょっと前のほとんど消え入るような月が。。
綺麗なオレンジに染まり、刻々と。。闇に吸い込まれていく様が変わる。。
フーッと消え入るように闇に吸い込まれていった月明かり。
見ているだけで。ドキドキするようなドラマチックな瞬間だった。
これはもう見ているだけでいい。。とは思いながら。。
それでも欲深く何枚かシャッターを切って。すぐに寝てしまい。。
写ってないだろうと翌朝取り込んで見たら。。それらしきものが写っていた。
諦めていただけに。ちょっと得したような気分で嬉しかった。。

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by fusk-en25
| 2018-06-24 09:53
| 空を眺める
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気温が高くなった所為か、完熟が早めに進んだ。
食べ終えるまでには傷んでしまうかもしれない。
残りの5本を何かに使おうと。。
菓子やパンのレシピの古い切り抜きをパラパラ眺めていた。
家に常備されている材料で簡単に焼けるイーストのいらないパン。
その中のバナナブレッドを焼いてみよう。
小麦粉も卵も砂糖もベーキングパウダーも勿論我が家にもある。
早速。レシピ通りに
バナナ2本を適当に潰して。レモンの絞り汁をふりかけ。
砂糖を50gは減らしてもいいと書かれていたので30gにして。
バター50gの代わりにサラダオイルでも可能をオリーブオイル50gにして。
卵2個。120gの小麦粉に50gの5セレアル粉を混ぜて。
ベーキングパウダーを小さじ1、5を入れる。
粉を必要以上にこねずにさっくり混ぜるのが要点らしい。
型に入れて200度で30分間焼いた。
見た目も綺麗に焼けたし味も悪くない。
パンよりも甘みがあって。しっとりして。。しかもケーキほどの甘さはない。
でも何か一味足らない気がする。
こうなると気になって仕方がない。
翌日。。まだ残っていたバナナ2本を前日よりも少し荒目に潰して。
ウイスキーに漬けこんだレーズンを入れて。他の配合はそのままにして焼いた。
レーズンからウイスキーの香りが立ち上って。
これなら前よりはいいかと思える。
次は胡桃を乾煎りして入れてみようか?とか
ひまわりの種を入れるのもいいか?などと。
やりだすと次々とまた違う形が頭に浮かぶ。。
いつもながら変な癖だと苦笑いもしている。。
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by fusk-en25
| 2018-06-23 08:41
| ままごと
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じゃが芋のマッシュにキャベツの卵炒め。

この2つが私の中学3年間。弁当のおかずの定番だった。
これにこの入れ物の半分ぐらいの大きさの白いご飯がつく。
ご飯には何ものってない。ただの白いご飯だけが少なめに詰まっている。
佃煮や梅干しやおかかなどの色がご飯に染まるのは嫌いだった。
祖母が毎朝作っていた弁当の。
おかずが毎日同じなのは決して祖母の手抜きではない。
好き嫌いの多い私はその当時これしか食べなかった。
マッシュポテトに胡麻の炒ったのが入っている。
おそらく祖母の苦肉の策で。。
せめて胡麻なら栄養があると思ったに違いない。
毎日毎日同じものを食べていて。
よく飽きなかったものだと自分でも思うが。。
実は今も。。
どちらかと言えば食べ物に対しての欲望は少ない。
まずいものを食べるのは嫌だが。
味がよければ毎日同じものでも食べていられる。
それにしてはよく色々なものを作りますねえ。
と言われる。
自分でも不思議だが。。食べる欲望はあまりないのに。。
レシピを見ても。レストランに行っても。マルシェで食品を見ても。
「食べたい」と思う前に「どんな味か知りたい」「作りたい」
と言う好奇心の方がまず動く。
食事をすると言うよりままごと感覚でものを見ているのかもしれない。
今日は祖母の誕生日だった。
生きていれば123歳。夏至の日に生まれている。
祖母が。私が昼に食べたこのキャベツやじゃが芋を見たら。。
「まだそんなものばかり食べてなはるのか」と嘆くかもしれない。
「おばあちゃん。私は今ではどんなものでも食べられるよ」
と言ってやりたい気はする。
夕飯は祖母が好きだった夏寿司を作った。。

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by fusk-en25
| 2018-06-22 09:12
| ままごと
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午後8時30分。
まだ夕闇がとっぷり暮れるまでにはならない時間。
自転車のトレーニングを30分。。
坂も含めてほぼ6キロを走って。。戻ってきた階下の広場。。
ポカーッと白いお月様が出ていた。。三日月よりも半月に近い?。。
建物が洒落てないのは仕方がない。。
家に上がって。。
もう一度お月様を眺めようと。窓を開けた。。
あっ。。夕焼け。残照がきらめく。。
晴れはいい。
明日の夏至も。せっかく夏 至るのだから晴れたらいいのに。。


夜遅く。。
乾燥させたセージやミントの葉を一掴み茶袋に入れて飲む。
毎晩のことだから。。草木染めほど顕著ではないが。。少しずつ色が染まってきた。
袋の布と刺繍のイニシャルは違う糸だから。きっと違った色に染まるだろう?
と思うと。。余計なことながらセージとミントの葉っぱのつもり?で刺してみた。
袋に縫ってしまって。刺繍枠には嵌らない。
糸もぷかぷかして。位置もちょっと上すぎたか?とは思いながら。。
色の染まり具合を見たいだけなら。。まあいいか。。

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by fusk-en25
| 2018-06-21 08:28
| 空を眺める
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