煌めく光の中で


by fusk-en25

カテゴリ:思う( 99 )

これから。。10年。。

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あっ梅が咲いている。。
凱旋門のあるメトロの駅を上がったところの。
金網越しの庭に。真っ白な梅が見事な枝ぶりで咲いていた。
メトロに乗っている間は雨も降っていて。。枝に雫もたまっている。
雨上がりの梅。。風情あるねえ。
「金網越しやもんなあ、ちゃんと写れへん。」
「ぼやいてもしゃないで。。」と一緒にいた息子が笑う。

日本大使館にパスポートの更新に行くところだった。
今回の更新で8冊目。1998年までは5年毎の更新だったし。
一番初めの1973年には
まだ渡航に際して予防接種の国際証明書(いわゆるイエローカード)がついていた。
一昨日も息子たちと歴代のパスポートを出して見て。。
赤ん坊の写真からあるもんなあ。。と懐かしそうに眺める。

更新手続きが済んで。
近くのキャフェに入って珈琲を飲みながら。
「この次の時はよろよろのばあさんになっているか。。
それとももう要らなくなっているかやね。。」と言うと。
「それはこれからのあんたの心がけ次第。。暮らし方にかかっている」などと
嫌がらせみたいなことを言っては、ニヤニヤ笑う。。

悔しがっても。。仕方がない。。
このあとの10年も。。できるだけ元気でいたいものだ。


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by fusk-en25 | 2018-02-16 08:02 | 思う | Comments(4)

流れて。。


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2009年2月5日。
3ヶ月前に発見された癌で。
夫が死ぬのはわかっていた。
でもこの日に死ぬとは本人も私たちもわからなかった。

手遅れになるまでほっておいたのではない。
前年の2月におそらく良性の「唾液腺腫」を悪性になるまでに取りましょうと。
手術して。。その腫瘍は確かに良性だった。
ただ術後2ヶ月して手術の場所が腫れだして。腫れが引かず。。
何度か処置をしてもまだ癌とはわからなかった。。
最終的に細胞癌ではないかと調べに調べた結果。。の日。
詳細を聞いてきた息子に。「あと何年?」と尋ねたら。。
「年でも、月でもない。。週」という返事が返ってきた。
それはないだろう。。

それから3ヶ月生きました。
「来年10年やな。。過ぎるのはあっという間や。。」
「本当に。去年ぐらいの感じはするのに」

「命日の5日に仕事が入ってしまった。。どうしょう?」
「お逮夜の4日に行ったらええやん」
「花は?」
「日曜日でも。花屋なら開いていると思うけど。。」

もしも花屋が閉まっていたら。。。

ベランダに咲きかけたローズマリーやアザレアを摘んで。。
芽が出始めたスイカズラの蔓をからませた小さなリースを急遽こしらえ。。
現地に集合。曇っていた空が急に晴れだし。。
煌めく光に。。ノートルダム寺院もうっすら光を帯びて見え。。
昨日までの暖かさに。菩提樹の新芽もいくらか色づいてきて。。

雨ばかりが続く今年の冬。
危険水域に近づいていると言われるほどの増水中のセーヌ河。
いつもより流れも急で。。カモメや鴨が飛び交う中を。。
ゆらゆらと。。。漂うよりも。。
今年は早く。。下に流れて行きました。


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by fusk-en25 | 2018-02-05 08:43 | 思う | Comments(4)

印刷して。。

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アルプスの林間学舎に行った孫が
無事に宿舎に着いたらしいと息子からメールが来た。
その様子がブログになっているという。
「ふーん。時代やね」
「ほんま時代や。ええのんか悪いのんか」

ブログを開けて見たら。。
「無事到着。皆、元気です」「雪も積もっています」と簡単なコメントが書かれていて。
写真が39枚。
バスの中。道中のサービスエリア。宿舎の様子。
夕飯のメニュー「ジャガイモのスープ。ピッツア。サラダ。ムースショコラ」
までが写っている。
至れり尽くせりやなあ。。と思いながら。。
親からの返信メッセージが午後8時の時点ですでに17通届いていた。
まさに「時代やね」

水曜日に来た孫が帰り際に。。
「猫にね。3週間は会えないから。心配しないでと言うといた。」
猫はなんて返事したのだろう。
「それでね。ばあち。猫の写真を送ってね」と言う。

半年ほど前からほんの少し日本語にも興味を示して。
平仮名を読む練習は時々しているらしい。
「写真は送ってあげるけど。手紙を日本語で書いてもいい?」と尋ねると。
ちょっと困った顔をして。。
「僕、あんまり言葉を知らんからなあ」と答える。
「簡単なことしか書けへんから」

教育するつもりはさらさらないが、
日本語に接するいい機会かな?と言うだけでなく。。
私がフランス語を書くより楽だし。。
平仮名の手紙を書いて、印刷した猫の写真につけて送った。




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by fusk-en25 | 2018-01-27 08:48 | 思う | Comments(2)

たかが。。だが。。

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半年ぐらい前だったか。。
「こんな物。売ってました。使われないかもしれませんが」と
小さなハサミをもらった。
いわゆる百均ではないが。。フランスにも安価なものをあつめている店に。
2ユーロ90で売っていたそうだ。
あたかも握り鋏を模したようなハサミ。
自慢するわけではないが。。
握り鋏は必需品。色々な銘柄のハサミを買って。。
先が欠けたり、握る部分が硬くなっても断捨離できるたちではない。
かなりの数は持っている。
こんな程度のハサミ。。
おそらく切れ味は悪いだろうとしばらく使わず
握り鋏を入れている引き出しにしまっていた。

縫い物をしていて。。何気なくそのハサミで糸を切った。
意外とよく切れる。「こんなものでもバカにすることないなあ」
たかがハサミ。
何々と銘の入っているようなものでなくても用を足せればいいじゃないか。
と思えるような切れ味だった。
しかも持ち手の部分にバネが入っていて案外使いやすい。
使い捨てにするほどではなくても
切れ味が悪くなればまた買えばいい値段でもある。

道具は確かにいいものを使うと仕事が捗る。
だがしかし。。
あまりにも何々と言う名称にこだわりすぎてはいないか?

食器にしてもビンテージと書けば。
作られた当時は大衆的な値段の。。ごく普通の皿が
バカみたいな値段になっている。
ケチな私なら絶対に買わないと思えるような値段。
「箱がついています」。。「それがどうしたん?」と言い返したい。
それこそたかが皿じゃないか。
スーパに売っている1枚が200円か300円の皿でも
ものによってはずーっと洒落ていて。。
それをかっこよく使いこなす方がもっといい。。。
でも。。。こんな風に思う私は
なんと。。「天邪鬼な気質やなあ」と苦笑もしてはいる。。

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by fusk-en25 | 2018-01-25 08:05 | 思う | Comments(4)

煙草の。。

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ちょっと前にユーチューブで日本の古いテレヴィドラマを観た。
1975年の深川の板前修行をしている若者の。
それを取り巻く話だった。
その当時、日本に住んでいたのに、全く覚えてないところを見ると。。
元々テレヴィを観るのはあまり好きでないせいもあって。知らなかったのだろう。。

何気なく見ていて。。
今と全く違うのは、ひっきりなしに煙草を喫うシーンが出てくる、
人間関係の間合いというか。ふとした拍子に互いに勧めあったり。
気まずさを和らげるのに使われたり。
仕事が終わって一息ついたような風情がわかる使われ方もしていた。。
今のドラマではこういう場面をどうするのだろう。
まさか飴や饅頭がそれに変わるわけではないだろうと。。
変なことに興味を持って考えてしまった。。

フランスでも勿論。公共だけでなく閉め切った空間での喫煙は禁止されている。
私自身は煙草の値段も買ったことがないから知らないが、かなり高くなっているはず。。
それでもなぜか喫煙者は増えていると統計には出ている。
しかも女性や若年層に増えている。
建物の玄関口に人が集まっているのもよくみかける。
何かあったのかと最初は思ったのだが。。
実は建物の内部で喫煙できないから外で喫う人が集まっている。
路上を歩きながらの喫煙も多くて。
小さな子供を連れていると頭に煙草の火が落ちないかとハラハラすることもある。
いいことかどうかは別として。喫煙者を白い目では見ることも少ない。
他者に害が与えない限りその人の健康は自分で管理したらいいということなのか。。

銀行の前を通りかかったら。
あまりにも悠然と1本の煙草をすっている銀行員の女性を見かけた。

最初の写真は1980年頃の冬の。。パリのキャフェを夫が写した光景だが。
さすがにもうこんなシーンだけはどこを探してもない。。


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by fusk-en25 | 2017-12-06 07:55 | 思う | Comments(2)
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午後5時。日没が始まる。。
もう真夏のようなギラギラした真っ赤な日没ではない。。
雲もかなり出ていて。。それに反射した光が余計に柔らかな感じがする。
この時間はひっきりなしに飛行機雲も出て。。空を縦横に彩る。。
見ているうちに。夜のとばりが降りてきて。。すみれ色から濃い紫に変わっていく様は。。
いつ見ていても見惚れてしまう。。

ちょっと前にとある人のブログに。。
「いい人」と言うタイトルが書かれていた。。
その「いい人」とは
「いい人になりたいからやってるのじゃないの」
と言われて落ち込まれそうになられた話だった。。

言った人も。言われた人も。。
その場の雰囲気はよくわかる。。

でも。。
よーく考えてみると。。。と。反芻人間の私は。しつこく。。
その上。充分に天邪鬼の性質も持っていて。。
「いい人」を志して何が悪い。
じゃあ。いい人がいけないのなら「悪い人」になる努力をするのか?と
言い返したい気持ちになる。。

相変わらず「屁理屈」なことばっかり考えている。。
と自分でも可笑しいが。
私自身は
人一倍、他者の欠点も見えているし。。指摘もできる。。
他者に対して意地悪もやろうと思えば人一倍上手にできる。。。だから。。
敢えて。。できれば意地悪はしたくない。。とずーっと思っている。と言うか心してもいる。

ただ人間には。置かれた立場によって。。
見る視点で裏も表もあって。。
自分がいいと思ってることでも他者から見たらひどく悪いことかもしれない。
だから本当のところは何が親切で。。何が優しいのか。。時々迷う。。
以前。ここに住もうとする人に手助けをしたことがあった。
後から考えたら。
もしも手助けしなかったら。。「ダメだったのよ」とその人が言い訳もできて。
住むのをやめられたかもしれない。
いいことをしたつもりが実はいらないお世話だったか。。と思ったこともある。

ま。それでも人間は関わりあって生きていくのだから。。
いい人も。。そうでない人も。。すごく嫌な人も。。悪い人も。。そんなことなーにも考えない人も。。
色々あって面白いような気もする。

。。と。。しつこく。。また。。綺麗な空を眺めながら。。
思っていた。


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by fusk-en25 | 2017-11-22 08:36 | 思う | Comments(4)

午後の。。

朝から体はだるかった。。
天気が悪いせいかな?
とは思いながら。
昼食に昨夜、友たちと食べたチキンビーンズを温めて。。焼いたパンも一緒に。
それは美味しく食べた。

午後になっても。。なんともシャッキリしない。
パソコンを開けて。。読んでいても眠い。。

グズグズしていてもしょうがない。。「なら寝ちゃおう。。」
ほんのちょっと横になるつもりベットに入った。。

猫がそーっと部屋に入ってくる気配に目が覚めた。。外はすでに薄暗い。。
あれまあ。。時計を見ると6時になっていた。。
4時間もぐっすり眠っていたのだ。。
それにしても猫も。。
礼儀をわきまえていると言うか。そーっと入ってきて。
そーっと机の端っこに座ってじーっと私を伺っている。
「なーにもしないで。。昼間に寝ることもあるんですねえ。。」と思っているのかどうか。。

ま。こんな日があってもいいか。。


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by fusk-en25 | 2017-11-19 08:33 | 思う | Comments(2)

お手伝い。

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先週「お好み焼き」を一緒に食べた友人のアトリエで
知人の漫画家を紹介する集いを持たれることになっていて。。
「お手伝い」に行った。

頼まれていた鮭の燻製のリエットを作りパンも焼いて。
友人たちの集いだから。会の始まる6時でいいと言われていて。
その時間に。
これ以外に林檎のマフィンを焼いて持って行った。

もちろんフランスの集まり。。
6時になんか人々が来るはずがない。。
でも。。仕事帰りの人が多かったからか。。7時前にはほとんどが集まり。
ポテトチップとクラーッカーぐらいで延々喋っていられる人たちだから。。
今夜のカナッペは好評だった。

漫画家はちょっと離れた場所で。
サイン用に。小さな絵を描かれていて。
本が売れたら。。小さな絵を貼り付ける。

9時近くまで。みんながとりとめのない話を楽しみ。。
また明日仕事だからとみんなが引き上げて。。
こんな簡素な集まりは気楽でいいなあといつも思う。。

因みに、この住まい。
市のアーティスト用の住宅で。
この広いサロン以外に寝室が2つ。それ以外に50平方はあると思える広いアトリエがついている。
市営住宅とはとても思えない空間を見ていると。。
国というか公共の考え方の豊かさを見せられるような気がする。


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by fusk-en25 | 2017-11-15 08:50 | 思う | Comments(4)
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秋の。。と言うより既に冬の佇まいになってしまった。。この頃。
居間のベンジャミンの葉刈りをしたついでに。
ベランダの枯れ枝も幾らか掃除をしての。。翌朝。。
柔らかな冬の陽射しが。。残り咲きのカンパーニュラや茂り出した花ニラの鉢にもあたっていて。。
なんとも嬉しいような。。気分が温められるような光景だった。

何年か前。。
一人暮らしを始めた頃だったと思う。
「昼間に眠くてたまらない時がある」と息子に喋った。
「眠たかったら、寝たらええがな。なーにもすることもないのやから。。」
そうでしょうとも。その日に。。その日だけでなくてもすることなんか何もない。確かに。
でも心の中では勿論ちょっと。。
「えらい悪かったな。まともにすることなんかなーにもなくて」とは毒づかなかったが。
悔しい思いが少しは残った。
でもそう言われてみたら。楽な方に心は動かされて。
それ以来眠くなったらさっさと寝ることにはした。。

私ぐらいの年齢になると。様々なことはある程度は経験もして来て。
「わくわくする」ようなことは少ないのだし。。
だからと言って。「なーにもすることない」とか。
生きていてもつまらないなどと言うような消極的な気持ちだけは持ちたくない。
明るく暮らして。自分ですることを探し出す方が周囲も見ていて喜楽だろう。

養育しなければならないような幼子も、介護しなければならない老人を抱えているわけでもない。
日々小さな楽しみを何か見つけて。そのどれもが「せんでもええこと」なのだが。。
菜箸を削ったり、ハーブを袋詰めをしたり。。柿を干してみたり。。
そのどれも別にやらなくても誰も困らない。。
でも。。
時々一人でつまらないことをしていてもワクワクする時もある。
たとえちっぽけなことでも。
やらなくてもいいことでも自分が遊ぶためなら大いに結構。。
と開き直って暮らす方がいいような気がする。。と。

柔らかなお日様の輝きを見ていて。気持ちも温められて。。
そんな事をふわふわと思っていた。。柔らかな冬の陽射しを愛でながら。。


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by fusk-en25 | 2017-11-06 07:39 | 思う | Comments(6)

誕生会を。

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日一日、気温が下がっている。
今朝は14度。日中も18度までし上がらない。
ぼやいても仕方がないのだが、
暖房が入るまでまた寒い寒いと騒ぎ出すことだろう。

息子の45歳の誕生会をやった。
生まれた8月30日からは少し遅いのだが。
みんながヴァカンスから帰ってくるのを待っていて。
息子の同僚カップルも入れてお昼に祝った。
子供の頃も友達はみんなヴァカンスに出かけていて。
いつも大人ばかりの誕生会だったし。
好きな苺ショートの季節ではないとぼやいていたねえ。
と笑ったのだが。。

今なら季節外れの苺もあるよとは言いながら。
ロールケーキを焼いて、美味しかった杏を飾っていると。
「ばあち。もっと他の飾りはないの?」
と孫が引き出しをゴソゴソ探して世界で一番小さな金平糖の入った瓶を見つけて。
これがいいとあっという間にパラパラ振りかけてしまった。
まあいいか。。
蝋燭を灯すとさっとカーテンを閉めに行って、舞台効果?をあげたつもりらしい。

45年前のあの日はこんなだったと
夫の両親も私の母も、そして夫までも亡くなり、
共通の思いを話す相手は誰もいなくなってしまった。
45年、長いような短いような時間だったとちょっと感慨に耽ってもいる。

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by fusk-en25 | 2017-09-11 07:18 | 思う | Comments(0)