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煌めく光の中で


by fusk-en25

「思い出の庭」に。

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パリにはいくつかの墓地がある。
ほとんどが今だに土葬だが。。
その中で唯一火葬できるのが。。ペール・ラシェーズ墓地だと言う。
近年。。フランス人の中にも火葬を選ぶ人も出てきて。
納骨堂や。。思い出の庭と名付けられた散骨できる芝生も
ペール・ラシェーズ墓地には設けられている。

親しくしていた方が亡くなって。
「思い出の庭」に散骨する知らせが来た。

実は私は。。
墓地があまり好きではない。。火葬場など特に好まない。。
3歳の時に父を亡くした日の火葬場での記憶がトラウマとなっているのか。。
ある年齢に達するまで。電車に乗っていて霊園や墓地が沿線に見えてくると。。
知らず知らず目を背けたものだった。。
今でこそ。。死者を弔う気持ちも。先祖を偲ぶために近親者たちの墓参りにも。。
夫の命日には献花もするようになったが。。
墓地を見学のコースにするなどと言う気持ちには。。とてもなれない。

「思い出の庭」に墓地の人が。。
美しく遺灰をまいていく。
風に乗ってフワーッとたなびく雲に見紛うような遺灰。
その芝生の前で。。
5歳のお孫さんが。。屈託なげな顔をされているのがまた救いだな。。
と言う気がした。

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Commented by pallet-sorairo at 2019-08-09 10:26
私も父母のお墓参りも滅多にしない人です。
先日の姉の法要の時もその話が出てちょっとお小言?頂戴しましたが。
でも、故人との思い出の品(桃とか栗とかハサミとか物差しとか…)を
食べたり使ったり見たりするたびに心のどこかに眠っている記憶がよみがえって来て
しばし故人と対話をしたり?している私がいるのです。
私はそれでいいような気がしているのですが…。
もっとも最近は、
必要に迫られて婚家のお墓掃除に行くようにはなりましたが(^^;
Commented by yukimama0202 at 2019-08-09 15:15

最初の写真の雑草は
久しぶりに見ます
小さい頃よく見たけど、、今は殆ど無いような気がして
気が付かないだけなのかしら?ピンクの花だった気もするし。。

北海道は8月がお盆ですから
今日は私も、仏花にカサブランカとスカビオサを買ってきて
庭の紫陽花も合わせましたけど
ユリは猫には毒みたいで、いたずらしませんが心配もあります。。
Commented by fusk-en25 at 2019-08-09 18:29
> pallet-sorairoさん
故人を偲ぶのには場所より気持ちかなと言う気がします。
特にセレモニーっぽくなってしまった通夜や葬儀には、
ちょっとなあと思ったりするぐらいです。
Commented by fusk-en25 at 2019-08-09 18:35
> yukimama0202さん
この白い花はイヌタデ(赤まんま)の変種かなと思っていたのですが。。
オオイヌタデと言うらしいです。
パリはできるなら草を除去しないようにしているらしいので。。
近頃は赤まんまだけでなく猫じゃらしや野生の麦(草?)なども増えてきています。
by fusk-en25 | 2019-08-09 06:35 | 思う | Comments(4)