部屋履きがずいぶん傷んで来て。。
新しいのを編もうと。色々な残り毛糸を引っ張り出して。。
ああでもないこうでもないと。ちょっと編んでみては解いてを繰り返す。
何か始める時に。。特に編み物のようなものは。
ちょっとづつ試しに編んでみる。。
この作業。。自分では助走と思ってはいるが
あまり嫌いではない。
縫い物を始めるときは。。
ピンクッションから全部の針を抜いて。差し直したりもする。
さっさと作り出せばいいのに。。と思いながらも。。
この作業がないとなかなか前に進まない。。
自分でもグズやなあとは思うけれど。。
この性格は幼少の頃から。。どうやら治らないらしい。
確か幼稚園の年少の頃の夏休み。
園の解放授業があって。たまたま珍しく母が参観に来た。
普段より広い部屋でお絵かきをすることになっていたのを見ていた母が。。
「お母ちゃん。F子なあ。クレパスの皮剥いてて中々絵を描きやらへんねん」
家に帰って母がぶつくさ祖母に訴えた。
「ほっときなはれ。思ったようにしかせえへんねんから」
母の方が祖母に諭されていたのを思い出す。
母は幼稚園の教諭をしていたのに。自分の子供の気持ちは理解できなかったのか?
描いている最中にクレパスの紙がひっかかると気持ちが悪いから剥いているのに。。
どうしてそんなことがわからないのだろうと思った記憶もある。。
その時もクレパスの24色だったかを。
全部ある程度の長さに紙の皮を剥いてからでないと絵が描き出せなかった。
3つ子の魂とはよく言ったものだと。。
70年近く経っても。その性質の変わってないことに。。
自分でも苦笑はしている。
先日裁断してピン打ちをした麻の袋は縫い上がった。
麻は前に縫ったのを合わせて12枚。晒し木綿が8枚。
これで当分茶袋は間に合うだろう。
何かイニシャルを刺繍しようかと。
煮出して使う健康茶用にだけ「Thé」と刺してみた。