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煌めく光の中で


by fusk-en25

美しい。。そして。。


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夜半に降った雨で。。雪が消えた。
気温もいくらか上がって、路面が凍ることもなくなった。

昼過ぎに陽が差し始める。。キラキラ光る明るい日差しに。。
時降り雨もパラパラと。
「晴れ時々雨」の水玉に映る光の粒々。。。。
しっとり濡れた屋根が木漏れ日を通して。。なんと美しい。。

胡桃人形の手作業を続けていて。
長襦袢を解く。。
母の長襦袢だが、何度も水をくぐっているので布地が痩せて。
人形をこしらえるには最適な柔らかさ。布地の伸びもいい。
マールイ型紙も作って。模様を小さな丸に当てて決め。。部品を作る。。
大きい丸を切り抜く作業をしていたら。。。
下前に当たる端っこの方に。素晴らしい繕いを見つけた。
祖母や母、私の着物を縫ってくださる方が実家の近所に住んでおられた。
我が家の着物は全部覚えておられるのだろう。
あの着物はもう派手やから長襦袢におろした方がいい。。やら。。
袖だけ取れるから肌襦袢の袖につけたら合い着の襦袢にできるなどと
祖母としょっちゅう相談されていたのを思い出す。
子供の頃はその家に行って
おばさんが縫い物をされている横にべったり座って見ているのも好きだった。
明治のお生まれだったから。もうとっくに亡くなってはおられるだろうけれど。
彼女が縫った繕いはまだ残っているのだなあと思うと。
なんとなく心あたたまる思いがした。


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Commented by miyabiflower at 2018-02-12 11:56
ほんの少しの光の加減で
見慣れた光景が美しく変わることがありますね。
そしてそれをみつけたとき、うれしくなります・・・。
くるみ人形、とてもかわいいですね。
以前の記事と2015年の記事、拝見しました。
お顔がかわいい、布がきれい・・・。
古いものが新しく生まれ変わるうれしさもありますね。
古い繕いからいろいろ思い出されて過ごされたひととき・・・。
ほのかにあたたかく美しい時間だったと思います。
Commented by haru_rara at 2018-02-12 15:49
繕いの美しさにハッとすること、ありますね。
私の母は着物とは縁遠い人だったので実家にはほとんどありませんが、こちらに来て、義母のていねいな手仕事に触れました。
貧しい山村のお百姓さんの家ですから、あるのは木綿ばかり、それも貴重なものだったと思います。
その繕いの部分をを残したくて、切り取った小さい布地を物入れに掛けたりして身近に置いています。
Commented by poirier_AAA at 2018-02-12 18:53
今日も朝からきれいな青空がひろがって、嬉しい!
Commented by fusk-en25 at 2018-02-12 19:50
> miyabiflowerさん
確かに。光の角度は季節によっても。
自分の視点を変えることによっても変化する。
見飽きることがない気がします。
ことに今年のような雨つづきの毎日。もうお日様が出ただけで嬉しくて。。

この繕いを見た時は感激しました。
Commented by fusk-en25 at 2018-02-12 19:53
> haru_raraさん
その繕いを想像しました。「さぞかし」だろうなって。。
コギン刺繍は元々繕いから生まれたというから。

そうか。この繕いもここを切り取って何かに使えばいいのだ。。
嬉しいヒントをありがとう。
Commented by fusk-en25 at 2018-02-12 19:54
> poirier_AAAさん
ええ、晴れただけで許す。。ですね。
しかも気温も上がってきたし。光線も春めいて。。
嬉しいな。
by fusk-en25 | 2018-02-12 08:30 | 手仕事 | Comments(6)