「バケモノの子」
2016年 02月 28日
細田守監督のアニメ「バケモノの子」
子供の頃 漫画を読む?のは苦手だった。
絵を見て字を読んでいくと普通の人の倍以上の時間がかかる。
しかもストーリには絵が書いてあるから。
本を読んだ時のように想像する幅が少ない。
アニメも似たようなものだとずいぶん長く思っていた。
宮崎駿のアニメも観て楽しいとは思ったが
「となりのトトロ」もノベライズされた小説の方が好きだった。
2年か3年前にふと近所の映画館で
細谷守の「おおかみ子供の雨と雪」を観た時は衝撃的で。
観ているうちにアニメでない映画の感じがしてきて
特に雪の中で狼の姉弟と人間の母が転げ回って遊ぶシーンは圧巻だった。
スケールが大きい。動きが早い。
「バケモノの子」はもっとダイナミックになっていた。
父親と離婚して二人だけで暮らしていた母親が事故で急死する
残されてひとりぼっちになった9歳の男の子。
ひとりぼっちの人間の子供が偶然に
ひとりぼっちのバケモノ熊鉄の弟子になって
いつしか心を通い合わせる話だが。。
ひとりぼっちのしんどさを子供の頃からいくらか知っている私には
うなづけるような気もする話だった。
そして
何しろ面白かった。