音。。
2016年 01月 10日
たまにはレコードもかけたりやと
息子がキースジャレットをかけていた。
私は嫌味に言えば「音楽」は楽でなく「音苦」の苦と笑うのだが
音楽が日常に奏でられなくても何の苦痛もない。
風が通る。雨の音。小鳥のさえずり。
子供達の歓声など自然の音を聞くのは好きだが。
人間が奏でる音は全く聞かなくても暮らせる。
歌謡曲やフォークソングの言葉には特に反応して
いちいち文句をつけたいような気持ちになってしまったりもする。
音痴のせいもあるが子供の頃に嫌々ピアノを習わされて
ピアノの先生が冷たい感じの人で好きになれず練習も全くしなかったから
その頃に私の音楽に対する芽が摘み取られてしまったのだろう。
10数年前になるが、使っていたkenwoodより
もう一ランク上の音響に変えたいと夫が言い出した。
最初はBOSEかBang & Olufsenを買おうと物色していたのだが
ある日息子がメジャーではない色々な商品を組み合わせて売っている小さな店が。
地下に広い音響施設を持っていて日時を予約すれば聞かせてくれる。
試しに聞くのもいいではないかと冬の寒い晩に予約して3人で出かけた。
店はたった3人で経営も設置も修理もしていて、
いかにも職人の店という感じがした。
いつも聞いているCDを一枚持ってきてほしいと言われ、
確かブレンデルを持っていったかと思う。
どれぐらいの広さの部屋に置くのかを尋ねられて
20平方と答えるとではこれぐらいのスピーカでしょうねと聞かされると
場所が場所だからそんな風に聞こえたのかもしれないが。
音のわからない私でも今まで部屋で聞いていたよりいい音に聞こえた。
もう一ランク上のも試しに聞かれませんか?と言われて。
それを聞いてしまうと先に聞いたより勿論もっといい音に聞こえる。
これが商売のコツかもしれないとは思ったが。売り手の素朴さを見ていると
この人たちは音が好きなんだという気がしてきて。
結局一ランク上の物を買ってしまった。
オーナが音響を取り付けにきて
レコードは一年ぐらい使ってもらうといい音が出るようになりますからね。
と言われたのも興味深かった。
毎日かけていた夫がいなくなって、さて私は何回かけただろうか?
何かやりながら聞いても邪魔にならないから。
黙って座って音楽だけ聴くというのができないのです。
疲れていれば眠ってしまい、元気だと何かやりながら。
きっと貧乏性なのでしょう。
音質のいいもので聴きたい。
いつも思っていますが、この先そろえることってできるのかな。
小さい頃の習い事は先生によりますね。
嫌いになるのはほとんど先生のせいだと思います。
私は片耳がほとんど聞こえず、いつも耳鳴りがしているので
むしろバックグラウンドミュージックなど掛っていると
聞こえない耳が一生懸命聞こうとするようでとっても疲れてしまいます。
聞くのは苦手でも自分が歌うのは好きなんですが(^^ゞ
小さい頃習わされたお稽古事で
今も役に立ってるもの。。。なーにもないのです。
習わなかった料理や裁縫の方が。。より身近になって。。
どうやら気ままな独習タイプ?。。。なんでしょうか。
バックグランドミュージックはもっと嫌いです。
うるさい。
静寂の中で見たいものあるし。
誰かとおしゃべりしていても邪魔になる。
私は不器用だから、ながら族ができないからでしょうね。