干し大根を煮ながら。。。
2015年 11月 13日
干す前はかなりの量のつもりだが
干し上げると大根もなんとも「ままごと」のような少なさになって
いつももっと干せばよかったと思う。
実は家事一般のことを私は 「ままごとの延長」だと思っている。
もしも私にとって家事よりやりたい面白いものが他にあったら。
とっくの昔に家事なんかやめてそれをやっている。
幸か不幸か今までは面白かった
随分以前だが倉橋由美子さんが
家事のような面白いことをやめなければならないなら
小説家をやめたほうがいいと書かれていたのを読んで。
その気持ちに近いと思ったこともある。
そんな感想を話すと、
多くの女友達には嫌な顔をされる。
中には「あなたは家事が好きだから、好きな人はいいのよ」と言われたこともある。
でも「好きだから」やっていると言われてしまうとまたちょっと違う。
嫌いなら絶対にやらないから嫌いではない。
でもまた家族に必要だからとやっているわけでもない。
正面切って「好きです」と言うようなものでは決してなくて
もしも料理が嫌いだったら外食にしたらいい。
そういう割り切り方も実は平気でできる。
自分が思ったことができる気ままさが私には合うのだろう。
そして家事には新しいことを試せる楽しさがある。
もしも同じことばかりやるのだったら
fuskさんの食卓はなんて「正しい日本の食卓」なんだろう。
家事についての考察も共感できることばかりです。
みたいですね
家事は自分に任せられていることだから、自由だから毎日毎日できるのだと思います。
これはああやって、それはそんな風にと強制させられたらたちまちいやになりそうです。
キッチンのことを女の城とか呼びますが、城主は一人でいいわけで、それがふたりになったら居心地が悪くなると思うのです。
こうした方が便利だからと、道具の置き場をかえておいても、母は元通りにしておりました。
きっと私も誰かに変えられてもそうするのでしょう。
私も家事は好きと言うよりも苦にならないのです。
好きと言うのとはちょっと違うのです。
前の記事のかせくり機、母に聞いたら、持ってなかったそうです。
昭和40年代私が小学生だった頃、母は機械編みもしていました。
ブラザーの機械で、学校から帰るとザーザーとやっていました。懐かしい!
「正しい」かどうか?。。なんともババくさい食卓ですが。。笑。
私、人間が厚かましいから、よその家に行っても台所仕事をやることが多いんです。
あんまり「女の城」意識がなくて。
こちらでは男の人も家ではよく動きます。
「女だけが家事をする」という感じが日本ほど?強くはなくなっています。
へぇ〜、この記事に“倉橋由美子が登場”とは驚きました。
この作家が、そんなことを言ってたのですか?
倉橋由美子といえば、大学に入った頃、確か「パルタイ」で
作家デビュー? 購買部にたくさん本がおかれていたのを覚えています。あの頃、遠藤周作の「沈黙」や柴田翔の「されどわれらが日々」大庭みな子の本などに夢中だったのを思い出しました。
fuskさんは、たぶん、料理や家事は、その人の裁量でどうにでもなる可能性がある、工夫の余地がある、工夫にしがいがあるところにひかれてしているんじゃないですか?
なんとなくそう思うのだけれど…
堀田善衛。辻邦生。坂口安吾。真継伸彦。高橋和巳。安部公房。安岡章太郎。福永武彦。。。。
河出書房が第三の?新人と言われる人たちの読み切り長編をせっせと出版していた時代。
本を読むことだけが一番の生きがいであった私を育ててくれた本たちという気がします。
並びましたねぇ。
特に、堀田善衛、辻邦生は大好きです。
福永武彦も懐かしい。
高橋和巳は難しくて苦手だったのも思い出しましたよ。
本を読むことに夢中になれた時代だったように思います。
山に行くために大阪駅の北コンコースで本を読みながら
順番待ちをし、夜行列車のちくまに乗り込む。明け方、
篠ノ井で乗り換え長野駅に早朝に着く。青春時代の1ページ。
これらの作家たちの名前と共に懐かしい時代の思い出がどっと
押し寄せてきました…
あの頃に眠るのも忘れて夜中じゅう本を読み耽った時代があったから。今どんな本も簡単に読めてしまえる気がします。
高橋和巳は69年の学園闘争時代の始まる前から好きで。
好きと言うより、惚れているのに近くて。。。笑。
彼は色っぽいと私が言うと周囲から変な顔をされました。。
ご心配ありがとうございます。
こちらでも詳しいことはよく判らなくて。
テロばかりはいつどこで起こるかわからない。
武器が簡単に手に入るようになっているのが恐ろしいと言われても。。
できるだけ自宅から出ないようにと政府勧告はでています。
まだ真夜中ですから。。。
たまたまマルシェで一山いくらの大根を買ってしまったので
沢庵もつけたのですが、
残りを干してみたら上手く乾きました。。。笑。
ここまで乾かなくても半生を齧っても意外とおいしいものでした。
また作ったら報告させていただきますね。