人気ブログランキング | 話題のタグを見る

煌めく光の中で


by fusk-en25

家族の絆・海街diary。


家族の絆・海街diary。_f0221050_9303474.jpg


是枝監督の作品「海街diary」を観に行った。

両親が離婚して残された娘3人が暮らしている家に
異母妹を引き取って暮らす姉妹の話だが。
庭内になる梅で梅酒も作れるという広々とした庭に建つ
ちょっと古めかしい家に若い人たちが暮らす様は、
梅酒を作るのもてんぷらを揚げるのも
浴衣を着て庭で花火をするのも
そっくり私自身の若い頃の再現のようで懐かしく、
庭も家も日本の実家を彷彿させられた。

見ている分には楽しい映画ではあったが
無くなりつつある?家族の絆や風習の良さを
考え直したい思いから作られた作品なのだろうが
戦後の日本 実際にはその「絆」の鬱陶しさから、
核家族を理想としてきた筈が今度はそれに様々な歪みが出始め
結局はどこに?何を理想としていけばいいのだろうか。
日本にも簡単に離婚をしてバツイチ、バツ2などと言われる
再婚や再々婚の状況がもっと増え 家族構成も変わっていく。。
その狭間に身をおく子供達はどうなっていくのだろうと
考えさせられてしまった。

それにしても食卓の風景は楽しかった。
しらす丼。鯵フライ。竹輪のカレー。
食べてみたいなと思いながら観ていた。
Commented by poirier_AAA at 2015-10-30 16:47
偶然!わたしも昨日是枝監督の「歩いても歩いても」を観ました。

子どもと一緒に見ていたら、料理を作る場面で3人そろって猛烈にお腹が空いてきて(笑)。特に枝豆に塩をまぶすところとか、トウモロコシのてんぷらを揚げるところとか、もう香りや歯ごたえまで生々しく想像できて、悶絶ものでした。子どもは「あぁ日本に行きたくなっちゃうなぁ」とぶつぶつ。

この映画、封切りされたばかりですよね。わたしも子どもの学校が始まったら観に行きます。
Commented by fusk-en25 at 2015-10-30 17:59
梨の木さん
天婦羅のシーンを観ていて「歩いても」を思い出したぐらいです。
揚げ物好きなんだなあって。。笑。
それと場所もよく似てました。坂を上る道なんか。。
「そして父になる」より私は好きですね。
Commented by poirier_AAA at 2015-10-30 20:16
「そして父になる」にもたしか坂道が出てきました。たしか「誰も知らない」にも「奇跡」にも歩道橋とかゆるやかな短い坂が出てきたような記憶が。。。。
坂道も揚げ物も好きな監督さんなのかもしれません(笑)

昔風の庭付き1軒屋に若い女性だけが住むなんて、ちょっと梨木香歩の「からくりからくさ」みたいですね。
Commented by fusk-en25 at 2015-10-30 21:11
梨の木さん
「からくりからくさ」の私のイメージとは
家の感じがちょっと違いました。
もっとごく普通の私の子供の頃の家。
からくりの方はものを創る人たちが住んでいるからでしょうね。
雨のシーンが好きな監督もいれば、電車の中の光景とかが多い人とか。。
写真でもでしょうけれど。笑。
Commented by hairpriori at 2015-10-30 21:30
便利になった現代

無くなった物とか

色々ありますが

「昔とは違う」

いいような
悪いようなですね
Commented by fusk-en25 at 2015-10-30 22:21
hairprioriさん
日本の場合は特に身代わりが早いというか。
ダメ?となるとぱっと切り替わる。
なぜダメなのか考える暇もなく。。
自分に合う合わないかも そうも問題でなく。。。
しつこさが違うのでしょうか。。。

Commented by kotoko_s at 2015-10-31 22:01
この映画、夏の里帰りの途中で観ました。
ブログに書こうと思いながら日がたってしまい、まあいっか、と忘れておりましたが、fuskさんのこの記事を拝読してやっぱり書いてみようかなという気持になりました。
ありがとうございます。
Commented by hanamomo08 at 2015-10-31 22:51
是枝さん、ご結婚されたんですよね。(少し前かな)
彼の描く『家族』はなかなかいいですね。
歩いても歩いてももよかったです。
料理の音、嫁いだ娘と母、お嫁さん、老いていく父母
どこにでもある父兄をじんわりと温かなものに包まれながら観ました。
この映画も観たいな~。
Commented by fusk-en25 at 2015-10-31 23:15
kotoko_sさん
「そして父になる」のテーマが重かったというか。
人を選ぶという不条理のあり方が
解決できるものとは思えなくてしんどかったのですが。
この映画は楽しかった。
中身はこれも結構、重いものなんですけど。
Commented by fusk-en25 at 2015-10-31 23:19
hanamomo08さん
「歩いても」「そして父になる」とこの「海街」の3本しか
私は観てないのですが。
今回のテーマは日本の家族にとって近未来的な状況を
現在の私たちにもすんなりわかる感じに描かれていて
歩いてもより身近な気がしました。
by fusk-en25 | 2015-10-30 09:58 | 思う | Comments(10)