煌めく光の中で


by fusk-en25

塩と香辛料。

f0221050_9194691.jpg

f0221050_9201615.jpg

f0221050_9204415.jpg

f0221050_921233.jpg


出来合いのソースやマヨネーズ、ドレッシングはほとんど使わない。
サラダのドレッシングはオイルとお酢を適当に混ぜてふりかけるだけだし。
マヨネーズは日本にいた時はキューピの瓶詰めも時々買っていたが
ここのマヨネーズの味が好みでなかったのと
防腐剤や化学調味料もたっぷり入っていて薬品臭い気がするし
一瓶買うと使い切る前に賞味期限が切れたり
色が悪くなって捨ててしまうからかえって勿体なくて
結局作ったほうが一回きりで終わっていつも新鮮なものが食べられる。
塩はBIOのゲランドの海の塩を粗塩と粉末の2種類使っていて
時々塩の花も買うことはあるが、
値段の割にたいして味に違いがあるとは思えなくて今ではあまり使わなくなった。
最初は粗塩もプラスティックの胡椒挽きを使ってガリガリ挽いていた。
うまく粉末にならなかったり急ぐ時はやっぱり不便で
今は粉末状のものを使っているが 精製塩でないから湿気やすい。
炒り米を作って瓶に入れていたら
「今時まだことをしている人がいるのね」と日本から来た友に笑われた。
胡椒挽きは昔からPEUGEOTがいいと言われている。
近頃はそんなことにこだわる人も少なくなったのか
探してもなかなか見つからない。
30数年前に買ってもう骨董に近くなってしまった胡椒挽きや
コーヒーミルを潰れないように大事には使っている。
香辛料はパプリカやシナモン、カレー粉は粉末も使うが
マスタード、唐辛子、胡椒、ナツメッグ、カルダモン、花椒は全部ホールタイプで
月桂樹、ローズマリー、セイボリー、パセリ、ミント、バジルは植えている
ホールや草の方が香りが逃げなくて美味しい気がする。
[PR]
# by fusk-en25 | 2016-02-03 09:26 | ままごと | Comments(4)

私のいちまさん。。。

f0221050_9363016.jpg

f0221050_9392462.jpg

長く実家の床の間に飾っていた人形を3年前に持ってきた。
私の初節句に父方の祖父母が買ってくれたと言う。
父方からもらったたった一つの形見のような人形だから
終戦直後の物のない時代のことで着ている着物もそんなにいい物ではないが
ほぼ私自身と同じ年齢だと思うと愛着を感じて捨てる気にはならなかった。

そしてこの人形には私の子供の頃のいたずらの跡がある。
ガラスのケースに入れて床の間に飾ってあったのを
私が10歳ぐらいだったか
母が見て「ぎゃーっ」と声をあげた。
いちまさん(市松人形)の顔が変わっていると。
実は誰もいない時に私が眉毛を太く描き 唇もついてる色より紅く塗り直していた。
子供の頃から私の太い眉を
「お嬢ちゃんの眉毛は立派ですなあ」と言われていて
それを褒め言葉と思い。人形の細い眉が可哀想だと描きたしたのだ。
母は恨めしそうに、上品なええ顔やったのにとボヤいたが、
私はちっとも悪いことをしたつもりはなかった。
後年 母の友達が有名な人形問屋をしていて
市松人形の注文制作をするアトリエも開いたから
「このいちまさんの顔も頼んで直そうかと思ったけど。
これもあんたの記念やと思ってそのままにしといた」と笑っていた。

持って来た時はまだ太い眉毛だった。
やっぱりそれではちょっと野蛮な感じで 今度はまたそれが可哀想な気がして
そーっと眉毛も唇も拭き取って直した。
本来の顔よりは幾分くっきりはしているだろうが
少しはマシになったね。
と破れていた帯揚げも新しくつけかえて飾っている。

足元に置いた手毬は祖母の手製で糸も乱れているが
既製品にない素朴さがかえって好ましい気もする。
[PR]
# by fusk-en25 | 2016-02-02 10:05 | 追憶 | Comments(4)

牛肉と人参。。

f0221050_9131022.jpg

f0221050_9134828.jpg

f0221050_9141513.jpg

f0221050_9144850.jpg

日本に明日帰る友達と夕食を共にした。
前日一緒にレストランで食べたから
何か軽い物をと思ったが。
もう日本に帰るのに和食ではつまらない。
仕込んでいたブッフキャロット(人参の牛肉煮込み)にした。

何年か前に知人の家に夕食を呼ばれた時 出てきた料理だが
長くパリに暮らしている一緒に行った友達も私も初めて食べると言うと
居合わせたフランス人皆が反対に驚いた。
「ええ?ブッフキャロット食べたことないの?
こんな普通のどこにでもあるお惣菜なのに」
ブッフキャロットは下町のレストランでは定番で、
お惣菜屋にも昔は必ず売っていたらしい。
人参を牛肉と同じ量入れて煮込むだけの簡単な料理と言われたが
食べてみるとあっさりして美味しい。人参の甘みがソースに出て
ブッフブルギニヨンのようなひつこさもなく、
それでいて肉の味はしっかり残っている。
いつか炊いてみたいと思っていて。
長い滞在の外食で胃袋もかなり疲れている友達にはぴったりの気がした。
カレーに使うつもりで処理済みのちょっと厚めの薄切り牛肉400gを
肉がかぶるぐらいのワインと玉ねぎの薄切り2個分、
オリーブオイル大さじ2杯をボールに入れて2時間ぐらい漬け込み。
鍋にたっぷりのオリーブオイルを熱して大蒜の薄切り2片と
漬け込んだ玉ねぎをきつね色になるまで炒める。
玉ねぎの香りがしっかり出たら肉も強火で両面をさっと炒め。
漬け込んだワインの半分ぐらいを注ぎ。(つけ汁を全部入れるとアクがきつい)
肉がひたひたになるように水を足し
肉が柔らかくなるまで蓋をして弱火でコトコト煮る。
肉が柔らかくなったら牛肉と同量の人参を薄切りにして加え、
人参が柔らかくなるまでまたグツグツ煮て、一晩寝かす。
後は好みで塩胡椒、ナツメッグやほんの少しのパプリカを振り込んで味を整え。
人参が煮崩れない程度に何度か煮返して食べると美味しい。

前菜は緑豆もやしの御浸しに、蕪のアチャラ漬。
レンズ豆ももやしにして細ネギと人参の千切りをオリーブオイルで和えた。
それに残り物の再利用した鰊のヨーグルト和え。
ブッフキャロッとの付け合わせは勿論じゃが芋の蒸したのと。クスクス。
デザートはリンゴの煮物にした。
[PR]
# by fusk-en25 | 2016-02-01 09:33 | ままごと | Comments(6)

じゃが芋に想いをよせて

f0221050_1014895.jpg

f0221050_1021796.jpg

野菜の中で何が一番好きかと尋ねられたら。
まずじゃがいもと答えたいほど、じゃが芋が好きだ。
レストランに行っても。
付け合わせにじゃが芋が付いているかどうかで選ぶ事もある。
じゃが芋なら毎日毎日食べていても飽きない。
それもどちらかと言えばシンプルに、
丸ごと蒸してバターをのっけて塩で食べるのが一番好きだが
そればっかり食べてはいられないから
ポテトサラダにしたり、ベーコンじゃが芋を作ったりはする。
この芋好きはどうやら遺伝らしくて
67年前(昭和24年)に32歳で死んだ父も書き残している。
当時まだいくらか食糧難の時代で我が家も畑を作っていたらしい。
収穫したじゃが芋を、母はあまり好きでなかったのか
父が母あてに。
「僕はじゃが芋が好きです。悪くならない前に明日食べましょう」
とメモを残している。
今日は父の誕生日、同じ日に死んだから祥月命日だった。
生きていれば99歳。
なんとなくじゃが芋に想いをはせる。
[PR]
# by fusk-en25 | 2016-01-31 10:20 | 追憶 | Comments(10)
f0221050_653359.jpg
f0221050_6524374.jpg

2日ほど前に豆を水につけてもやしを作り始めた。
しょっちゅう作っているわけでもなく
なんでも自家製がいいと思っているのではないが
このもやしに関しては。
豆を家で発芽させると普通に?野菜の味がするのだと思えるぐらい
もやし特有のいやな臭いがまったくしない。
ナムルや炒め物だけでなく、お浸しにしても
さっと湯がいてサラダにしても抜群においしい。
おそらく市販のもやしには防腐剤や発芽促進剤がたっぷり使われているのだろう。
もやしを作る容器はフロマージュブランと呼ぶチーズの容器に
すのこ入りのカゴが付いているからそれを転用して
空気が通りやすいように蓋にポツポツ穴を開けて使っている。

このもやしを食べたいばっかりに。
ええ?そんな物食べるのですか?と言われそうな
インスタントラーメンを作った。
こんな物を「作った」と言えるかどうかは別として
時たま食べたくなるので、インスタントラーメンは常備している。
日清の「出前一丁 海鮮味」0,5ユーロ 
EC製でおそらくオランダで作っているのだろう。
オランダで作り出してからの出前一丁は麺がつるつるして
それまでの香港やタイ製よりはるかに美味しくなった。
アジアより欧州で作った方がおいしいのは不思議な気はするが
小麦粉が違う所為かもしれない。

お湯を沸かす時にクズの葱の葉っぱや薄切りの大蒜を入れて
沸騰したら葱や大蒜は捨てて。麺をほぐしながら湯がく
記載されている3分も煮ると。ふにゃふにゃになるから
2分で止めて。たっぷりの若布に刻んだ葱ともやしを入れて食べました。
f0221050_702370.jpg

[PR]
# by fusk-en25 | 2016-01-30 07:01 | ままごと | Comments(6)
f0221050_9413188.jpg

f0221050_942957.jpg

f0221050_9445864.jpg

昼から所用でパリに出かけた。
薄曇りだったが暖かで。用事が終わってからバスに乗ろうと
停留所を探していたら満開に近い「緋寒桜」のような樹が目に付いた。
ほとんど白に近いピンクの花が一面に咲いている。
あちこちに緋寒桜が咲き出しているのだが
今年は凍てつく寒さの日にちが少なかったからか
どの花もくすんでいて 綺麗に咲いている花はあまり見かけない。
この花もぼうぼうとした枝ぶりがもう一つだなあなどと
自分の写真の腕の悪さは棚に上げてぼやきながら写していた。

夕方に近所の映画館で河瀬直美監督の映画「あん」を見た。
フランス名は「les délices de Tokyo」
ハンセン氏病患者と。罪を犯して更生した青年が
どら焼きの「餡」を通して心を通い合わせるテーマだが。
予告編も観ていて。結末も想像できたから。
正直なところ映画自体は可もなく不可もなしの感じだった。
主題が主題だから観ていても気分が昂揚しなかったし。
こういう話はこんな風にしか終わらないだろうなあと思いながら。
ただ風景の桜や、若葉の綺麗さ樹木の自然さには心が惹かれた。
そして樹木希林がなんともいいおばあさんの役者になっていて。
訥々とした話ぶりには感心した。

上映中の映画の一コマを写そうと思ってカメラを持って行ったが
写せるような場面がなかったから 
映画館の看板になっているスチール写真を写してきた。
f0221050_951017.jpg

[PR]
# by fusk-en25 | 2016-01-29 10:03 | 思う | Comments(6)
f0221050_922969.jpg
f0221050_9215085.jpg

レゴは進化をしている

クリスマスプレゼントにもらったレゴの一部を孫が持ってきて組み立てていた。
私にとってのレゴは息子の時にもやっていたから
2世代目なのだが。それにしてもレゴは進化していると思う。
昔はブロックパーツにキャラクターなどほとんどなくて
何か一つの物を作ってはまたそのブロックを応用して他の物を作る。
バラしてまた組み立てることはしょっちゅうやっていたし。
展開して別の物を作るカタログも売っていて
その中で使うちょっと違った小さな部品(ランプや旗、扉の開閉部分等)を
注文して買うこともできた。

それが今の時代になると様々なシリースが出ていて。
あまり転用や応用はきかない。
その代わりに人形の顔も多彩なら、着ているいる服。髪型。帽子。
持ち物にはピストルや刀等また種類が豊富でまあこんな物まであるのかと驚く。
自動車の曲線はまるでミニカーと同じように丸みを帯びて作られていて
ブロックのゴツゴツした硬さも無くなった。
孫の持ってきた消防のシリーズについていた
犬のダルマシアンにやるソーセージには笑ってしまった。
その犬も何種類か居て、餌もソーセージだけでなく鶏のもも肉もある。
今の子供達は遊び方も分解して違う物を作るより
出来上がった形のままそのキャラクターになりきって遊ぶことが多いらしい。

そのどちらがいいとは一概には言えないが。
なんとなくレゴも違ってきたなあと思いながら眺めていた。
気分的にはそんな変化を「時代」だと呼ぶのかもしれない。。。
[PR]
# by fusk-en25 | 2016-01-28 09:36 | 思う | Comments(8)