「ほっ」と。キャンペーン

煌めく光の中で


by fusk-en25

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呼び名を。。。

孫は私のことを「ばあち」と呼ぶ。
生まれた時に息子が「なんて呼ばれたい?」と私に尋ねた。
母はおばあさんと呼ばれるのを嫌がって息子に「ちゃあ」と呼ばせていた。
大きいママとかグランマ、なんて変な呼び方は嫌だから、おばあさんでいいと言うと。
おばあちゃんにしようと言う、なんでもいいけどそれで結構。
孫はその「ちゃん」がうまく言えなかったのか端折って「ばあち」になったが、
彼が呼びやすければそれでいいと思っている。

日本の名称は難しい。夫のことも
夫。主人。宿六。亭主。旦那。うちの人。彼が等々。まさか今時「背の君」なんてことはないだろうが。
フランスならモンマリ(私の夫)一つで済むのに一体何を使えば適切か悩むことも多い。
名前にしてもニコルとかジャンとかマリーなどのプレノンだけで。
孫以外なら誰もおばあさんなどと呼ばない。
そんなことを考えていて、ふと姑のことを思い出した。

ある日。実家に寄った私に、真剣な顔をして姑が言い出した。
「私なあ、あんたに謝らんならんことあるらしいねん」
「ふうん。おかあさん。なんか悪いことしたん?」
言いにくそうに「あんたのことをF子と呼び捨てにして、
他の嫁さんには「ちゃん」をつけ呼んでるやろ。友達がそれはえこひいきや言うねん。
A美ちゃん(兄嫁)にも聞いたらな。
F子さん(私)が気ぃ悪したはるかもしれませんでと言いやんねん」
ちょっと悄気たような顔をしてボソボソと言う姑を見ていると
おかしくて吹き出してしまった。
「アホなこと。私そんなことちっとも気にしてへんで、
中学や高校の時もあだ名はなかった代わりにみんなに呼び捨てにされてたから」
「そやなあ。。Kちゃん(夫)があんたのことを呼び捨てにするからつい慣れてしもうて。
それになんとなくなあ、ちゃんをつけたらあんたには似合わへんし。よその子みたいな感じになるねん」
とホッとした顔をしたのがまた可笑しい。
自分の息子にはちゃんづけで嫁の私は呼び捨てかなんて私はその時もちっとも思わなかった。

確かに中学も高校も女の同級生は名前を呼び捨てにして、男の学生からは姓を呼び捨てにされていた。
今の歳になると呼び捨てにされていた舅や姑も、母や叔父も。そして夫まで亡くなってしまい。
知人友人も年下が多くなってくると。呼び捨てにされることも少なくなり。
かえってそれもなんとなく寂しいような気がする。

息子の宮参り、両側に嬉しそうな顔をした二人のおばあさんがいる。。。
この時からもう45年も経ってしまった。


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by fusk-en25 | 2017-02-22 07:36 | 追憶 | Comments(8)

ビールを。。

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若い頃。ビールはあまり好きでなかった。
お酒が飲めなかったわけではない。
ビールの苦味が好きでなくて美味しいとは思えなかった。

1973年から4年にかけて。
パリから南仏に移動しながら暮らしていた時期に。
ドイツに行ったことがある。レンタカーを借りて
パリからどこを抜けて行ったかはもう忘れてしまったが。
ミュンヘンまで。アウトバーンを使ってその日は1000km走ったのだけは覚えている。
着いたミュンヘンで、まず大きなビヤホールに入った。
ミュンヘンだからやっぱりビールね。とカウンターで頼んだ。
するとカウンターの一部分が開いて。
どーんと大きなビールの樽がせり上がって来た。
生ビールが樽ごと冷やされていて。そのビールのなんと美味しかったこと。
ビールってこんなに美味しいものなんだと初めて思った。
それ以来。開眼したと言うか。病みつきになったと言うか
ビールも飲めるようになった。

ただこう言うものは嗜好品だから好き嫌いは色々ある。
ハイネッケンやバドワー。フランスでならクロネンブルグなどの
メジャーのブランドは今でもあまり好きでなく、
キャフェでビールを飲むときもその店のテントに書かれたビールの銘柄を見てから入る。
家でも色々飲み比べては、アルコール度の違った好みのビールを何種類か冷やしている。



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by fusk-en25 | 2017-02-21 11:30 | 追憶 | Comments(4)
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ここ数日、穏やかな暖かな日が続いている。
夕焼けもほんのりと冬に比べると赤みを増して。
日没の場所も移動して来た。
春の空とまでは言えないまでも。すぐそばに春のときめきがきているような。
ちょっと心楽しい気分の毎日。。

たっぷりしたサラダが食べたくなって。季節もののアンティーブに胡瓜を和えた、
そば粉を挽いたクレープも焼いて、
中身はツナ缶とエメンタルチーズにみじん切りの玉ねぎ。
付け合わせに人参を千切りにしてひまわりの種をオリーブオイルで炒める。
どれもさっぱりして美味しかった。


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by fusk-en25 | 2017-02-20 07:30 | ままごと | Comments(8)

残り物を集めて。。

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カシミヤ混じりの帽子を編んでいて、
編んでる最中から。
カシミヤが残ったら、他のものを。。マフラーなら編める量が残るかと考えていた。

この時に限らず
いつも何か物を作っていると、作っているものが完成しない前に、
他のことがやりたくなる。

ずいぶん前に読んだからうろ覚えだが。
写真家の西川治さんがミラノに住んでいらした頃。隣人のおばあさんの家が
いつもきちんと片付いているのはどうしてなのか?と尋ねられたら、
当のおばあさんは
「他にどんなにやりたいことがあっても。その日やらなければならないことをまずやるの」と
言われたと、
移り気な私には耳の痛い話で、やれそうでやれない気もするが
できれば理想の一つにしたいと読んだ時には思ったものだ。。

それどころか
残った毛糸をつなぎ合わせたら、違ったイメージが出てくるかと思うと、
編んでる帽子をほりだして。次の物の試し編みを始めたい。
もしもそんなことを実際にやったら、いくつも途中の編み物ができてしまう。
諦めて、また帽子を編み続けて。。さあ、、終わった。

何色から繋いでいこうか。
残り毛糸のグラムをはかり。おおよその検討をつけて、
まず残り少ないカシミヤのオリーブグリンを帽子の残りの紺色に合わせて、
ある程度編んでから。。カシミヤをたっぷり残った薄茶に変えた。
紺色の毛糸をなくなるまで編んで、ほんの少し淡い色の紺色につなぐ、
合わせるカシミヤの薄茶と混ぜたら。紺色もほんの少し淡いだけなのに、編むと意外に目立つ。
最終的に薄茶をギリギリまで編んで。止めにする何段かのガータ編みになってから。
取り分けておいたオリーブグリンを入れて見た。

同じ色の取り合わせと言うのに。
ほんの少しの色の違いが編むとくっきり出て。
編み物を楽しめた時間でした。

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by fusk-en25 | 2017-02-19 08:34 | 手仕事 | Comments(6)
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3日前から急に気温が10度を越える日が続き、
ほんの少し「春」が近づいて来たような。。。気がする。
毎年のことながら、温いとは思えても「本格的な春」には中々ならずにぼやくことも多いのだが。。

陽射しはさすがに2月も半ばを過ぎた強さになって。
そろそろ春を告げる花なども。。と心覚えの花壇や路地に足を運ぶ。
咲いていた。
「オオイヌノフグリ」が咲いていた。
昨日の雨でしっとりした地面に、太陽が輝くと、花もすっくり立ち上がる。
この花の可憐さにそぐわない名前を知ったとき。
同じ色の5弁のネモフィラなら和名も「瑠璃唐草」と愛らしい名のにと思うと。
イヌノフグリと命名した牧野富太郎博士をちょっと恨みたい。。
冴え冴えと青い花なのに。たった1日しか咲かないだけに摘んでくるわけにもいかず。
「さては、野に置け。。。」の類とは思いながら。。残念な気はする。

樹々の芽も。
まだぷちゅぷちゅと音が聞こえそうなほどの膨らみはなかったが、
わずかに先っちょが緑になって来て。
「もうすぐね」と言っているような感じだった。

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by fusk-en25 | 2017-02-18 08:46 | 季節感 | Comments(2)

下町の裏通り。。。

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パリの下町を歩いていると。
いかにもパリらしいと思えるような風情の漂う店に時々出会う。
先日も菓子屋のウインドウの映り込みを写して、ふと横を見ると。
店頭にこんなに箱を積んでいいのかしら?と
思えるほどワインのケースを積み上げた小さな酒屋が目に入った。
ぎっしりと積まれた箱で、やっと人が一人通れるぐらいの入り口、
店内もそんなに広くはないのにぎっしりとワインが並べられていた。
それもまた 流石に下町の醸す雰囲気だと微笑みも誘う。
間口の狭い入り口からそっと覗くと、偏屈そうな爺さんにじろっと睨み返された。
この店のウインドウの写り込みも良かった。
背景にワインの瓶が重なって、うっとりしながら何枚も写す。

カレーの肉をワインで漬けようと、棚を見たら、買い置きのワインが1本もない。
慌てて階下のスーパに行って買って来たが。
これならあの頑固そうな爺さんの店で買えば良かったな。。などと思うと。
ちょっと悔しい気がした。

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by fusk-en25 | 2017-02-17 08:28 | 散策 | Comments(6)
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シードルを開ける。
豚肉のキャベツ煮込みを仕込む味見のために。
1杯だけ飲んでみたら辛口のすっきりした味でコクもある。
キャベツや玉葱。林檎も千切りにして。
鍋にたっぷり目のオリーブオイルを入れて
玉葱がきつね色に炒まったら、キャベツや林檎、豚肉もサッと炒めて
材料の半分ぐらいまでシードルを注ぎ、軽く塩胡椒もして。生姜の千切りも加え、
中火にかけて約40分。
ふつふつとキャベツがまろやかな匂いがしてくると。
夕飯まで火を止めて蒸らす。

前菜のサラダにビーツとフェンネルをレモンとオリーブであえて。
デザートは炊きたてのオレンジママレードをリコッタチーズに添えて食べた。
久しぶりに友と食べた夕飯。
おしゃべりも弾んで美味しい時間のひとときに。

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by fusk-en25 | 2017-02-16 08:41 | Comments(6)

午後5時20分

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気温は10度になって寒さもゆるぎ。。まではいい
天気予報は晴れると言ったのに、朝からの雨。。大気が柔らかいだけでもいいか。
整体が終わって出てきたら。雨も上がって。
午後5時20分。まだ外は明るい。
日が長くなってきたなあ。なんとなく気分もソワソワしてきて。。
しかも通りの向こうから晴れだしてきた。

晴れた雲を眺めて。
通りの反対側の菓子屋のその空の映り込みにも惹かれる。
ウインドウを覗いて見たら春色のお菓子が並んでいた。

普段ならこんな揚げ物のお菓子を買うことはない。
でもカーニバルの季節だからと。
たった一つだけ揚げたお菓子を買ってきた。
「何味にします?クリーム。チョコレート。フランボワーズがあるけど」
迷わずに一番好きなカスタードクリームにした。

温かい紅茶もいれて、今夜のデザートに。


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by fusk-en25 | 2017-02-15 09:23 | 季節感 | Comments(2)

ペリエで。。。

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普段飲む水は
ボルビックかオーベルニュ地方の水を買っている。
時たまペリエを飲みたいと思う
そのまま飲んだり。レモンを浮かべたり、濃いめの飲むヨーグルトを割ってみたり。
苺や葡萄のシロップを炊いて割るとシュワシュワっと泡が湧いてまた美味しい。
大瓶の方が安いのはわかっていても飲み干せないから小瓶を買って。
特にこの小さな瓶は好きだった。
透き通った緑の色といい、コロンとした形も気に入って。から瓶も何本か貯めていた。
他の物を入れるつもりではなくこれで花を生けようと。
瓶にはすでにペリエの刻印はされてはいるものの ロゴのの紙も貼ってなくて、
紙を剥がす手間もいらない。

鬱陶しい冬空で。どこにもいく気にもならず。
鉢に植えていた露草類の緑と一鉢買って楽しんだミニシクラメンをいけた。
最初は葉っぱだけ。
次に花を足して。
瓶も減らしたり加えたりたり。。置き場所を変えてみたり。。
真っ白な壁に映り込む緑も捨て難い。
午後の数時間。ああでもないこうでもないと。。
花の向きを変えては。楽しんだ。
最後におまけに浴室に持っていって影も写した。

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by fusk-en25 | 2017-02-14 07:07 | 草や花と遊ぶ | Comments(8)

ブランチを。。

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今朝になってほんの少し気温は上がりだしたが。
夜半は1度だった、まーるい月も出ていて。しらじらと凍りつくような空に輝く。

夕べもかなり遅くまで起きていて。
いい加減、普通の時間帯に暮らそうと思いながらも
夜中の心地良さに惹かれてついつい寝るのが遅くなる。
案の定起きたのは午前もかなり遅くなってからで、今朝はブランチにした。

ヨーグルトをまず食べてから。
久しぶりに焼いたパンを薄く切って軽く焼き、山羊のチーズと食べ。
ふんわりとオムレツも焼いて、
中に入れたくなかったからベーコンは別に炒め。コールスローと付け合せて。
たっぷりの生姜入り紅茶に蜂蜜を入れたミルクティを飲む。

煮魚を炊くときに残した生姜の皮を細かく切って干し。
安物のダージャリンに混ぜて、ポットで丁寧に入れた紅茶は
生姜の香りも引き立って美味しかった。


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by fusk-en25 | 2017-02-13 08:05 | ままごと | Comments(4)