煌めく光の中で


by fusk-en25

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家事がお好きなんでしょうね。と尋ねられると。。
うーん。。。即答ができない。
確かに決して家事は嫌いではない。
だがしかし。
「好き」と「嫌いじゃない」と言う間にかなりの隔たりがある気がする。
どちらかと言うと。
料理にしても、日本の物がなかったから仕方なく作った。
どうせ仕方がなくやるのだったら、楽しんだ方がいいぐらいの気持ちだったと思う。
今でこそ、どこのスーパにでも醤油はある。インスタントラーメンまで買える。
アジア系の店にいけば、豆腐も納豆もこんにゃくも手に入る。
野菜に至っては大根や白菜は普通で、蓮根も牛蒡も売っている。
住みだした頃はそんな物は皆目なかった。
日本の食料品店が2軒かそこらあったけれど。
高くて、品質も悪くてとても買えた物ではなかった
アジア系の店がパリに10軒もなかった時代に、
小さなアジア系の店にワインの空き瓶を持って行って。
4リットル缶から量り売りをしてもらって買う醤油が一番安かった。

そんな環境に住んでいると。どうしても現地材料で作ることを考える。
キャンバスの枠を使って網を張った干し場をこしらえ鰯の一夜干しを作ったり、
ミラベルで梅干しを漬け、柏餅や大福もこしらえた。
日本の季節感を失いたくなかったのも少しはあったかもしれない。
豆腐もおからが食べたいばっかりに豆から煮た。
乾燥した笹の葉を見つけた時は嬉しかった。押し寿司が作れる。
生きたうなぎを1時間ぐらいかかって裂いて焼いた。金槌で鰻の頭に釘をさして。
作業は大変だったけれど食べるのはあっという間だった。
貝割れ菜を食べたいから種も蒔いた。
こんな風に暮らすと家事が嫌いなどと言ってはおれない。
食べたさがまず先で ついで探索や発見の面白さが、
家事もなんとかやればできると思えたのだろう。
料理の写真を見ていると。その頃必死に色々なことをやったなあ。
と何もなかった時代が懐かしいような気がす。
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by fusk-en25 | 2016-05-31 07:28 | 追憶 | Comments(2)

山椒の葉を漬けて。

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去年もらった山椒の木の新芽を見る間もなく、日本に行って、
芽が出ているかな?と心配しながら帰ってきたら、
もう新芽も終わって山椒は固い葉になっていた。
それでも先っちょの若芽を何枚か選んで摘み。
おつゆに入れたり、出盛りの白いアスパラで木の芽和えは作った。
固い葉を醤油に漬けるとほのかな香りがすると書かれたレシピを見つけた。
やってみたいとは思ったが
山椒の木自体がまだ小ぶりで、葉っぱを摘むのもためらわれる。
それでも誘惑に負けて10枚ばかり大きな枝葉を摘んだ。
さっと熱湯につけて、すぐに冷たい水に取ってキッチンペーパで水気を拭き取り。
瓶に入れて醤油を注ぐ。

翌日のお昼、さて何に使おうかと思いながら
スパゲッティを茹で、つまみ菜とちりめんじゃこの簡単なパスタにかけてみた。
爽やかな味だった。ほのかに山椒の青い匂いがパスタに絡み絶品と言えそうな気がする。

夕飯もパスタにした。
こちらも、唐辛子や大蒜、月桂樹の葉で風味づけした自家製のオリーブオイル使って
前日煮たトマトのピリ辛風味のソースに、
ひまわりの種を炒めて、バジルの葉をトッピングした。
どちらのパスタも甲乙つけられない美味しさだった。
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by fusk-en25 | 2016-05-30 07:54 | ままごと | Comments(2)

影と遊ぶ。

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朝早くに目が覚めた。寝室のカーテンが朱鷺色に染まっている。
「あぁ晴れている」とおもわず起きて。

気になっていたすいかずらの 昨日剪定をしたばかりの
今にも花が開きそうな影が、
葉っぱのひらひらそのままにうつっている。
居間にも、台所にも光の影が。。いたるところにうつっている。
晴れはいい。絶対にいい。
こんなに影だけでも楽しめるなんて。。。
と喜んでいたら曇りだし。
午後にはびっくりするほどの雷が鳴って、雨が降ってきた。
これだから安心できないとぼやきながらも。
雷がなるぐらいだから、季節が移動するのかと。
糠喜びにならないことを願ったりした。
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by fusk-en25 | 2016-05-29 06:03 | 住む | Comments(0)

初物を食べて。

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芽がでてきたラディッシュを摘んだ。
まだかなりの小ささのルッコラもいくらか間引いた。
「栴檀は双葉より芳しい」と言われる。
こんな小ささなのにルッコラも「私はルッコラよ」とすでに胡麻に似た香りがした。
エンダイブを切ってつまみ菜を合わせて、半分はそのまま食べ。
あと半分のエンダイブと間引き菜に大根と人参のなますのような千切りを加えて、
ひまわりの種をオリーブオイルで軽く炒めて和えた。
どちらのサラダもみずみずしくて、初夏の味がする。
だから種まきはやめられない。
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by fusk-en25 | 2016-05-28 07:38 | ままごと | Comments(4)

雲が飛び立つ?

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朝焼けというには色合いがくすんでいたが。
ダイナミックな雲だった。
刻々と空が白み出し。
雲を見ていると何かが飛び立つような。。
鳥が空いっぱいに翼を思いっきり広げたような。。。
荘厳なものをみている気さえしてくる。
この広さが、写りにくいのが残念に思えるほどの雲の広がりだった。

そのまま晴れるかと思っていたら、その後は曇ってしまい。
「なんや晴れはたった1日だったのか」と恨めしがる。
私の恨めしさに空も根負けしたのか?
夕方になってほんの少し晴れてはきた。
明日も晴れが続けばいいと欲張りな思いになっている。
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by fusk-en25 | 2016-05-27 07:26 | 空を眺める | Comments(2)

小さな芽を愛おしむ。

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朝、目が覚めたらお陽さまがでていた。
もうそれだけで、ちょっとぐらい気温が低くてもいいや。と思う。
思いながらもなかなか布団からは出ずに。
光の動く影を見て、ぐずぐずしながら起きる。
まずベランダに行って、陽が当たるっていいねえ。。なんて言いながら。
どんどん嬉しくなってくる。
単純だとは思うけれど。
5月になってからずーっと。
曇り空の。。。そして雨のいかに多かった事か。。
しかも気温も10度そこそこだったのだ。
晴れたら喜ぶぐらいいいよねえ。と
先週蒔いたルッコラやラディッシュに話すともなく話す。

気温はまだ低いけれど、光線だけはしっかり初夏になっていて、
忍冬蔓や山椒の葉の影がベランダの床にくっきり浮かぶ。
一鉢買って株分けした3鉢のバジルを日当たりのいいところに出した。

種を蒔いて、昨日まで黒かった地面に、
ぱーっと緑が敷き詰められるような発芽の瞬間が一番好きだ。
ちょっと種を蒔くのは多すぎるかもしれないが、
これを間引きながら、食べていくのは至福の気がする。
と言うと実に大げさだけれど。
若芽を摘んで食べるのはなんとも嬉しい気持ちになるのです。
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by fusk-en25 | 2016-05-26 06:24 | 草や花と遊ぶ | Comments(6)

料理の本。

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スーパの本のコーナで、料理の本を立ち読みをした。
レシピなんかインターネットで簡単に探せる時代だから、
本など買うことはないのだが
近頃はどんな料理が主流かと
覗き見半分の気持ちもあってぱらぱらめくってみていた。

色々なシリーズがある。

圧倒的に多かったのはパーティに使える簡単なお菓子やアペリティフの作り方で。
冷凍食品のチェーン店「picard」のカタログに似ている。
イタリアンや中にはハンバーガだけ、チョコレート菓子 飲み物編などもあって
結構楽しめた。

今時の人たちの料理の考え方をちょっと覗いた気がして
そんなに高い値段でもなかったし、
同じ出版社が出している中の2冊
クラシックな感じの「家で作るビストロ料理」と「祝日の料理」を選んで買った。
「ハンバーガ」や「イタリアン」も面白そうだとは思ったが、今回は見送った。
本の印刷自体も特別いいとはいえないが、低価版ならこんなものだろう。
1冊の本に100のレシピが載っている。

いくつこのレシピの中から再現する料理が見つかるかわからないが、
まず手始めに作ってと言われていたチョコレートムースを作ってみた。
本を見て料理を作る時は1番はじめは必ずレシピ通りに作ってみる。
どんなものかが判ったら2度目からは自分の好みにアレンジする。
このレシピは私には少し甘すぎて、チョコレートの風味も少ないような気がした。
冷蔵庫で冷やし固めるから器もありきたりのグラスを使ったが。
次に作る時はもう少し器も考えてなどと、新しい楽しみ方ができた気がする。
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by fusk-en25 | 2016-05-25 07:42 | ままごと | Comments(10)

菜を炊いて。

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ラディッシュに旬など本当はないのだろうが。
マルシェの店先でみずみずしい束を見ていると、初夏の気分になって、つい買いたくなる。
生のままラディッシュのお尻に十字に切り込みを入れて、
切り込みにバターをはさみ 粗塩をちょっとつけて前菜に食べるのが
フランスの一般的な食べ方だが。
一人で生をそんなに全部は食べきれない。軽く塩をして甘酢に漬けた。
20分ぐらいで食べられるが、半日も置くと味がなじむ。
赤い色がそっくり酢にうつって、ラディッシュ自体は薄いピンクの色になるが、
それはまた、ラディッシュの味が赤く染まった酢にもほんのりうつり、
サラダに使うとまったりして美味しい。

みずみずしい葉っぱの方は、さっと湯がいて細く切って常備菜の煮浸しにした。
スペルト小麦とオルグ麦を半々に入れた玄米のご飯に
この菜浸しを混ぜて。胡麻を炒ってかけたら、おいしい菜飯が出来上がる。
ほんの少し出汁を入れて焼いた厚焼き卵と菜浸しも小鉢に盛って、お昼に食べた。
素朴な菜っ葉って、なんておいしいんだろう。
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by fusk-en25 | 2016-05-24 06:27 | ままごと | Comments(4)
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土曜日の気温は25度だった。
そして翌日の今日。終日雨が降り温度は16度に下がっている。
なんとひどい天気とぼやいてもこればかりはしかたがないのだが。

その晴れた土曜日。
久しぶりに近所の野原まで自転車で出かけた。
花を摘めるほど草は伸びてなかったが、散策にはいい日和だった。
自転車でぶらぶらでもないけれど。
近くの路上でガレージセールをしていて、
小さなお茶のセットを見るともなく見て、なんとなく値段を聞いた。
5ユーロと言われて、それでもよかったけれど、
試しに4ユーロと言ってみた。
こういう商いでない商いにはそんな呼吸も楽しみなもので。
相手も「うーんそこまでは負けられない」という顔を一応したが。
あっさり「いいよそれで」と言うから、状況につられて?買ってしまった。
お茶の空き缶は2軒置いた隣に1ユーロで売っていて値切った分で買うことにした。
「物なんかもう要らん」と誰が言っているのかと自分でも苦笑はしている。

このセット一応日本製には違いないがなんとも安っぽい作りで、
もしも夫がいたなら、小さいながらも窯元をしていた実家の水準からしても
「こんな物、陶器やない」と馬鹿にして絶対買わせてくれないだろうなあと思いながらも、
くれた新聞にしっかり包んで持ってきた。
それにしてもこれは本来何に使ったのだろう?
子供のおもちゃ?もしくは観光地の土産用に作られたのか?
不思議なセットだが、
これに何を入れたらはえるかと思い描くのもちょっと楽しい気はする。
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by fusk-en25 | 2016-05-23 06:28 | 散策 | Comments(10)

桃を煮る

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マルシェに桃が出ていた。
まだちょっと早いとは思ったけれど。
2kgが3ユーロという安値につられて買った。数にすると16個もある。
未熟で美味しくなかったらシロップ煮にすればいい。
案の定、桃は酸っぱかった。
きび砂糖を煮溶かし、皮を剥いだレモンの輪切りを入れてシロップをまず煮る。
沸騰したシロップに4つ割りにして皮を剥いた桃を入れ5分ほど煮て取り出し。
残りのシロップはとろりとするまで10分ぐらい煮詰める。
保存瓶に入れた桃が冷めてから、冷ましたシロップを瓶の口一杯まで注ぐ。
長期保存をするなら、瓶の熱湯消毒も必要だろうが
冷蔵庫に入れて1週間ぐらいで食べきるから、保存瓶は60度の食洗機で洗って使っている。
バニラアイスを買って、ホイップクリームをかけて「ピーチメルバー」にしようかな。

桃を炊くついでに。
前日に仕込んだオレンジの皮でママレードも煮ていると。
オレンジと桃の香りが混ざり合って、部屋中に甘い香りが満ちていた。
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by fusk-en25 | 2016-05-22 05:42 | ままごと | Comments(2)