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煌めく光の中で


by fusk-en25

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白菜を漬けながら

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まだ真冬ほどの寒さではないが
気温も随分下がってきて
そろそろ白菜も美味しくなってきたからベランダで干して塩漬けにした。
白菜の水が上がってから
3日ほど前に干していた半生の大根も一緒に漬ける。
こんなちょっぴりな漬物を
姑が見たら「ままごとみたいやなあ」と笑うだろう。
もう姑が亡くなって40年近くになるが、生きていれば
今頃 陽だまりに何株もの白菜を干していたことだろうと思いをはせる。
私は姑が好きだった。嫁姑としての仲もかなり良かったと思う。

夫の実家は京都の東山で小さな窯元をしていて。
舅は京都生まれの京都育ちだが。
その舅の両親の代で京都に住み着いた者など京都では「京都人」には入らない。
「どこかよそから来はったお家」と言われる。
何しろ戦争の前から住んでいなければ京都人ではないという土地柄。
その戦も15世紀の応仁の乱のことらしい。
まして姑は愛知県の田舎から嫁いできたから
まったく京都人のイメージのない素朴な人柄だった。
たった4人家族なのに、大根も白菜も樽で漬けて。
同じなら白菜を20株も一度に漬けずに、少しづつ時期をずらせば
いつも漬かりたての新しい物が食べられるとは思うのだが、
彼女の漬物のイメージには合わなかっただろう。
沢山漬けては、近所だけでなく色々な知り合いに配るのも楽しみのうちだった。
私が大阪から行くのを待って 一緒に八百屋へ白菜や大根を買いに出かけたのも
まるで昨日のことのように思える。
干していた白菜も今なら写真にも写せたのにと思うと。
あの光景が頭の中にだけしか残ってないのは惜しい気がしている。

常備菜の塩昆布やちりめんじゃこも今日は煮ていて。
「お姑さんの台所の匂いと同じやなあ」と懐かしい気分に浸っていた。。
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by fusk-en25 | 2015-10-31 09:48 | 追憶 | Comments(14)

家族の絆・海街diary。

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是枝監督の作品「海街diary」を観に行った。

両親が離婚して残された娘3人が暮らしている家に
異母妹を引き取って暮らす姉妹の話だが。
庭内になる梅で梅酒も作れるという広々とした庭に建つ
ちょっと古めかしい家に若い人たちが暮らす様は、
梅酒を作るのもてんぷらを揚げるのも
浴衣を着て庭で花火をするのも
そっくり私自身の若い頃の再現のようで懐かしく、
庭も家も日本の実家を彷彿させられた。

見ている分には楽しい映画ではあったが
無くなりつつある?家族の絆や風習の良さを
考え直したい思いから作られた作品なのだろうが
戦後の日本 実際にはその「絆」の鬱陶しさから、
核家族を理想としてきた筈が今度はそれに様々な歪みが出始め
結局はどこに?何を理想としていけばいいのだろうか。
日本にも簡単に離婚をしてバツイチ、バツ2などと言われる
再婚や再々婚の状況がもっと増え 家族構成も変わっていく。。
その狭間に身をおく子供達はどうなっていくのだろうと
考えさせられてしまった。

それにしても食卓の風景は楽しかった。
しらす丼。鯵フライ。竹輪のカレー。
食べてみたいなと思いながら観ていた。
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by fusk-en25 | 2015-10-30 09:58 | 思う | Comments(10)

林檎を煮ていて

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マルシェに行ったら
手のひらにすっぽり収まりそうな林檎を売っていて。
表示をみたら「Akane」あかねと書かれている
日本種かな?と思いながら買ってきた。味は紅玉に似ていた。
マルシェでもスーパでも「ふじ」はもう何年も前から売られていて
日本ほどの立派な大きさでもなく 甘さも少ないがかえってさっぱりして美味しい。
「フジッシモ」の名前で結構人気も定着している。

シードルやカルヴァドスのようなお酒まで林檎から作ってしまう国だから
フランスの林檎の種類は豊富で、どこの店でも常時7、8種類は売られていて
大きなマルシェに行くと林檎だけを売っている店もある。

十数年前にニューヨークに行った時。
キッチン付きのホテルに泊まっていて
料理をするのに何度か高級食料品店で買い物をしていた。
果物のコーナで林檎の「マッキントッシュ」を見つけた時
もう嬉しくてあわてて買ってしまった。
すでにその頃「MAC」が林檎の名前からきているのを知ってはいたし
「大草原の少女ローラ」の料理の本に
彼女の時代なら林檎もマッキントッシュを食べていたと書かれてはいたが
まさかニューヨークの店でまだ売っているとは思わなかった。
小さくて、幾らか紅玉に似ている。味は普通の林檎の味?で
とびきり美味しい林檎とは言えなかったが。。。。

小さな林檎で「チャツネ」を煮た。
林檎を4つ割りにして薄くイチョウ型に切りレモン汁をかけて
鍋に蓋をして林檎が柔らかくなるまで数分煮てつぶす。
炊き上がる寸前にみじん切りの玉葱と少しのきび砂糖。シナモンで味をつけ、
ブランデーに漬け込んだ干しぶどうも混ぜる。
そのまま食べてもおいしいが、ヨーグルトとあえて食べても
玉葱のシャキシャキした感触がいいですねえと評判がいい。
時々カレーに入れると味に深みが出てまろやかにもなる。
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by fusk-en25 | 2015-10-29 08:04 | ままごと | Comments(14)

小望月と。。。

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昨夜の月は十三夜の翌日で「小望月」と言うのだそうだ。
中空に月が光り輝く。。。。
それにしても月の名前は趣がある。
毎日姿をかえる役得?のような名がついていて。
今日の満月も「望月(もちづき)」だし
いざよい(十六夜)や立ち待ち月、居待ち月。寝待ち月。。。
平安時代の観月の日々が想像できそうな名が付けられている。

子供の時に読んだ童話に「月を欲しがったお姫様」の話があって。
月を欲しがる姫に、様々な見識者が月の取り方をあれこれと考えるのだが、
高い山のてっぺんまで登ったり、長い長い梯子を作ってみたりしても取れなくて。(そうでしょうとも)
結局 宮廷の道化師が姫に尋ねる「お月様ってどんな大きさ?どんな形?」
姫いわく「親指に隠れるぐらいのまーるい金色のもの」
早速それを金で作ってやると。喜んだ姫は首飾りにするのだが。
その後。大人たちは満月になったら、
月を取った筈なのにまたでているのはおかしいと姫が思うだろうと
夜になると宮殿じゅうにカーテンを張り巡らし姫を庭にも出さない。
何ヶ月かして何かのはずみで姫は庭に出てしまい。慌てふためく大人たちに
月を見た姫は「あら、お月様、また生まれたのね」
めでたしめでたしの話になるのだが。
私は子供心になんと楽しい「オチ」かと思った。。。
確かアンデルセンの童話だったような気がするのだが。。。

この日の夕焼けも素晴らしかった。
ビルとビルの谷間の細い細い間にピカッと太陽が挟まれて輝く。
日没が進むとともにどんどん色合いが沈んできて
今度は青い青い空が広がってくる。
写真を写してから、鳥が飛んでいたのに気付いた。
この鳥は一羽だったけれど。
時々100羽ぐらいのツグミらしき渡り鳥が群れなして飛ぶ季節になった。
でも鳥の群れは ああカメラ、と思う間に通り過ぎてしまう。

空はいつまで見ていても見飽きない。
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by fusk-en25 | 2015-10-28 05:52 | 空を眺める | Comments(6)
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金色の木の葉が舞いだした。
ひらひらと風と一緒に舞い始める。
芝生に敷き詰められて
和菓子の吹き寄せを思わせる光景も。。。。

子供の頃 秋の遠足に、電車で20分くらいのところにある公園に行った。
小学3年か4年だったと思う。
なんの見学するものも遊具もない
ただ斜面に桜や楓が植わっていて、落ち葉が綺麗なだけの。
歩いてお弁当を食べておしまいと言うような簡素な遠足だった。
山ほど落ちていた綺麗な葉っぱを拾って持って帰り。
冬休みの終わる頃、宿題の工作に出すものが思いつかず
困り果てて、急場しのぎに家にたまたまあったリンゴ箱に白い模造紙を貼り。
絵を描く時間もなかったから拾った葉っぱを飾りに貼り付けて出した。
滅茶苦茶、美術の先生に褒められた。
これに使おうとひたすら拾っていたのか。。。と。
私のしていたことを見ている人もあったのか。。。
そんな気持ちはちっともなくて、ただ綺麗だから拾ってだけなのに。
弁解はしなかったけれど。

今でも時々、紅葉した葉っぱを拾ってきて
分厚い電話帳に挟んで押し葉にしている。
子供の時からあまり成長をしていないなあと自分でも可笑しがりながら。
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by fusk-en25 | 2015-10-27 07:28 | 思う | Comments(4)

月と遊ぶ。。。十三夜。

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ここ数日、昼も夜も曇っていた。
今夜の十三夜は観れるかしら?と心配しながら
いつもの野原に花を探しにでかける。
先々週の真冬を思わされる寒さで、ほとんどの花は無く、
ほんの少しの 野生のルッコラやのこぎり草が咲いているだけだった。
枯れ物もほとんど終わっていたが、
野ウドらしき枯れた草が飄々と風に吹かれていたのを摘んできた。

里芋をご飯に入れて、ちょっと前に日本から送られてきた銀杏を彩りに。
月見団子は「織部風」にして、マロンペーストであえてきな粉もかけたら
ほんの少し甘すぎたけれど秋の味がした。

久しぶりに朝からずーっと晴れていた今日。
午後8時。煌々とした十三夜が中空にかかる。
時々雲も横切りながら、またそれが幽玄な味にもなって、
素敵なお月見になりました。
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by fusk-en25 | 2015-10-26 07:50 | ままごと | Comments(6)

朝焼けに染まる部屋

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ここ数日。
靄が出たり曇ったり。雨が降ったりして毎日鬱陶しかった。
久しぶりの朝焼け。午前8時過ぎ。
随分朝のあけるのも遅くなった。
気温も一時の真冬を思わせる低さが和らぎ。
ベランダに出てもそんなに寒くない。温度計を見ると12度。
10度を切るのと切らないのでは随分違うなあと
風の柔らかさに気持ちも温められる気がする。
陽の昇る角度もかなり変わってきて。
夏のようにギラギラした感じはなくなった反面。
なんとも言えない穏やかな色合いが周囲を染める。
居間に映り込む光を様々な方角から見ていると時の経つのを忘れるほどだった。
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by fusk-en25 | 2015-10-25 05:03 | 空を眺める | Comments(8)
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週の初め、知人に古いパリのブラッスリーで昼を食べないかと誘われた。
古いも古い、創業1886年。
昔ながらの給仕人がいてサービスをしているようなカルチェラタンの店だった。
「ここに来たことなかったの?」
有名な?店だけれど今までブラッスリーにはあまり入ったことはない。
「店も古いけど、お客もかなり古いね。」
と言いたいぐらいの年齢の人ばかりだった。
昼のメニューから主菜とデザートにして
私は鮭のバタ焼き。彼は牛肉のタルタルを取った。
さてデザート。絶対にcréme caramel(プリン)にするからね。
近頃の洒落たレストランにはシンプルなプリンなどないことが多い。
子供の時からプリンが好きで、食堂に行ったら必ず注文していた。
思った通りになーにも飾りのない昔ながらのプリンが出てきて。
ちょっと今風にクリーム部分が濃厚にはなっていたが。。。

あのプリンを食べたら。
家でも作りたくなった。オーブンで大きなプリンを焼くのが最もおいしいのだが
一人では余る。
小鉢に入れてセイロで蒸した。
型から抜く時、柔らかくてちょっと切れ目が入ってしまったが
それでも濃厚でないさっぱりした食べたかったようなプリンができた。
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by fusk-en25 | 2015-10-24 06:22 | ままごと | Comments(4)

夏の?メニュー

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先週の冬を思わせるような寒さで
そろそろベランダの夏の植物もおしまいになるかな?と思う。
蒔くのが少し遅かった金蓮花は今頃になってたわわに花をつけてはいるが
これも時間の問題だろう。

青々としているベランダのパセリを摘んで。
「夏の食べ物やなあ」とは思いながら
クスクスのサラダ「タブレ」を作った。
普通にクスクスを食べる時は熱湯にオリーブオイルを少し入れてかき混ぜ
4、5分蒸すのだが。
タブレの場合はトマトと胡瓜を皮付きのままミキサーにかけて
ジュースになったらクスクスを浸す。ふっくらクスクスが戻れば
たっぷりのパセリのみじん切りやトマト、胡瓜、玉ネギを刻んで混ぜて
オリーブオイルとレモン汁。塩で味付けをする。
いたって簡単なわりに、野菜もたっぷり食べられる。
時々人参の千切りやアニスを刻んで入れることもある。
クスクスが入っているからオリーブオイルもまろやかになって
しっとりとした味わいがサラダとしてはボリュームもあるから
これに焼きたてのパンを一緒に食べたらランチには充分だった。
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by fusk-en25 | 2015-10-23 07:50 | ままごと | Comments(6)

愛着のある物

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この胡麻炒りを使い出してもう30年以上にはなるだろうか。
京都の金物屋「有次」の品物だが
これの前に使っていた丸い形のよく似た構造のものは
蓋の留め金がすぐにゆるくなって中の胡麻が飛び出すことが多かった。
それに比べこの網は蓋もしっかりしていて中の胡麻もこぼれない。
火にかざして使うので真っ黒になってしまったが。

私は「時短」という言葉を聞くとなんとなく物惜みしているような気がして
あまり好きではない。
台所仕事だけでなく、家事一般に段取り良くことを運ぶ為には
いつもしつこいぐらいに考えている。
でも「時短」ばかりにとらわれると本来の家事より時短の方が気になって
家事自体の楽しみが無くなるような気もする。
胡麻にしても「擂り胡麻」を買えば。炒る手間もすり鉢で擂る手間も要らない。
でも胡麻を炒った時の香ばしさや、
すり鉢で擂った不揃いの胡麻のプチプチした感触も無くなってしまう。
擂り胡麻なんか粉末の胡麻としか思えない。
しかもこの炒って擂る手間たるやたった5分ぐらいのものだ。
効率を突き詰めていけば人間がロボット化しそうな恐ろしさも感じる。

いくら美味しいからといって私だって毎日ご飯を竃で炊いてまで
食べようとは思わない。
すでに料理された物は買わないが冷凍食品も時々は使う。
でも葱をあらかじめ切って冷凍する気にはならない。
葱風味の紙を食べている感じがする。(あくまで私の偏見と独断だが。)
莢隠元の胡麻あえは胡麻ペーストを出し汁でのばして使った。
勿論胡麻は炒って五分擂りにして。。。
出来合いの材料も物は使いようだとは思っている。
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by fusk-en25 | 2015-10-22 07:22 | 思う | Comments(8)