煌めく光の中で


by fusk-en25

<   2015年 07月 ( 30 )   > この月の画像一覧

陽を浴びて

f0221050_5452646.jpg


f0221050_5471341.jpg

気持ちよく晴れたから、近所の公園まで歩いて行った。
昨日は18度、今日は21度、日向に身を置きたいような気温でもある。
こんな気温でも公園の葡萄は大きくなって つやつやしていた。
ワイン用の葡萄らしく刈り込まれて かなりの樹の数だから
植え始められた頃は、この葡萄でワインを造りそうなイメージだったが
熟れると小鳥がついばんでしまうのか。
水やりが少なくて干からびることが多いからか。ここ数年の冷夏の所為か。
毎年思ったより実はつけないようだ。
因みにワインができる葡萄の北限はパリで
今もモンマルトルの丘で栽培され、秋にはワイン祭りも行われるし。
ベルシー岸の公園でもワイン用の葡萄が栽培されている。

公園の帰りに、ノウゼンカズラが今頃は満開かと
毎年 咲く場所まで回ってみたら たわわに花が咲いていて。
この濃艶さは朱夏を感じさせられる色合いと思いながら眺めていた。
花の写真を写していると、誰かから必ず声がかかる。
今日も「ねえ、綺麗に咲いたでしょう」と。
f0221050_614835.jpg

[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-31 06:08 | 散策 | Comments(2)

山芋の花

f0221050_9115425.jpg

3年ほど前。野菜かごに入れていた山芋に芽がでていて
何気なく植木鉢に埋めてみたら葉が出てきた。
高橋治の「くさぐさの花」に零余子は山芋を庭に植えておけばいくらでも採れる。
籠を編むように蔓を巻きつけていけば秋にはたっぷりの零余子ができる。
それを自縄自縛と呼んで秋に零余子ご飯を食べるのを楽しみにいていると書かれていて。
ベランダで山芋が増えるのは無理としても「零余子」がつけば
私も零余子ご飯が炊けると楽しみにはしていた。
その年は米粒から大豆ほどの大きさのものが10個くらいついただけで。
鉢作りでは「いくらでも採れる」のは無理かなとは思うほどの数だった。

翌年は30個ばかり。零余子ご飯とまでは呼べなくても。捨てるにはしのびなく
人参や油揚げを入れて五目ご飯にしたらほのかに零余子らしき味はした。

10日ほど前。蔓の先に何か白いものがついているのを見つけた。
零余子の変種かと思い調べてみたら花だった。
山芋にも花が咲くのだ。
植物だから花が咲くのも当たり前だろうが初めて見たから何か嬉しいような気持ちになって。
零余子からも根からも、花が結実しても増えるなんて、さすが太古からある植物と
妙に感心もしてしまった。
雄雌異株で、花の香りも抜群にいいらしい。まだ匂いは感じられないのだが
花が咲くぐらいだから、今年はたっぷり零余子もできるかと
取らぬ狸の算段もして。。。 今から楽しみにはしている。
[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-30 09:26 | 草や花と遊ぶ | Comments(4)

蕎麦粉を挽いて

f0221050_5101133.jpg


f0221050_5191656.jpg

調理器具が好きで、「使用頻度は何回だったの?」と
家人たちに嫌味を言われるくらい色々な物を買った。
使い勝手が悪くて潰れる前に何度か買い換えた物もいくつかある。

この粉挽き機をBIOの店で見かけた時
幾ら何でもこれは「あればちょっと便利」という枠からも外れるなぁと思いながら見ていた。
横にいた夫が「買えば」と言う。「欲しいやろ。お前が好きそうな道具や」と。
必要はないけれどなぁとちょっと躊躇いながらも。そう言われるならと買ってきた
家に帰って早速色々な物を試しに挽いた。
アーモンドをやってみたら油の粘りが出て、ひっついて粉にはならなかった。
ピーナツも同じことになりそうで挽かず。麦も米もざらついた感じになった。
中で一番綺麗に挽けたのが蕎麦で
蕎麦は挽きたて打ち立てがいいと証明できるぐらい香りも残って
クレープに焼いてみたら、市販のそば粉よりはるかに美味しい。
それ以来、我が家のクレープは自家製粉?のそば粉を使って焼く。
その度に挽けばいいのだが そこまでは面倒なので300gぐらい一度に挽いて
瓶に詰めて使っている。

今日のお昼は夏野菜をたっぷり入れたサラダクレープにした。
そば粉だけでは舌触りも悪いから蕎麦粉60gに対して小麦粉を40g 卵2個
牛乳200CC。オリーブオイル大さじ4杯から5杯。塩を小さじ半分くらい入れ よく混ぜて1時間か2時間ぐらい寝かせる。
タネの硬さは焼く前に牛乳で調節してから焼く。
小麦粉の代わりに五穀粉を使うことも。それもまた香ばしいクレープが焼ける。
f0221050_5455657.jpg

[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-29 05:57 | ままごと | Comments(2)

光と影

f0221050_5161233.jpg

夏のイメージがなくなってしまうような気温になった。
先々週の酷暑が嘘のような肌寒さ。
雨の降った昨日は20度を割って、最高気温も18度。夜半には16度になった。
まだ7月なのに、寒すぎる。。。とちょっとぼやきたい気分。

むかえのビルの窓にあたって屈折した光が
ほんのわずかな時間 サロンに入ってくることがある。
壁にかけた写真を際立たせるように影がさして。
あぁ 綺麗な光。。。。と見とれてしまった。
[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-28 05:17 | 住む | Comments(4)
f0221050_52021.jpg

ずいぶん前になるが、ベルギーのアントワープに行く計画をたてた。
動物園には是非行きたいと息子は言う。
「ふーん、なんで?」   珍獣オカピがいるから見たいと。
到着して翌日「珍獣」につられて見に行くことにした。
動物園の入り口で「オカピってどんな動物?」と息子に尋ねると「知らん」と言う
「知らんってあんた。珍獣がここにいるのをなんで知ってるの?」
「猿のチーチが言ってたよ」
ええ、チーチって「ドリトル先生のアフリカゆき」の猿のこと?
息子はそれで何が悪いと言うようなすました顔をしていたが。
親の私の方がびっくりした。「この子はアホか。12歳にもなって童話の話を信じるなんて。」
息子は動物図鑑のどのページにどんな動物が載っているのかまで覚えていて
本を読むより図鑑を眺める方が好きだった子供だから。
私はてっきりオカピも図鑑で見つけたのだろうと思っていた。

「オカピ」は確かにアントワープの動物園にいました。
1904年に当時ベルギー領だったコンゴで発見され、1919年にアントワープで飼育される。キリン科のシマウマに似た動物。森の貴婦人とも呼ばれていた優しい感じの動物だった。
ヒュ・ロフティングがドリトル先生を書いた1919年には確かに珍獣で
世界中で1頭だけアントワープで飼われて。51日間しか生存しなかったから、
その当時もおそらく話題になったのだろう。
帰ってから図鑑で確認したら 1957年にパリで繁殖に成功して、
現在もヴァンセンヌの動物園にいる。(わざわざアントワープまで行かなくても
ヴァンセンヌならいつでも見られるのに。)
その時 もしもアントワープの動物園にいなかったら、息子を蹴飛ばしたいぐらいの気持ちだった。土砂降りの雨の中をわざわざ行ったのだから。

ドリトル先生の物語はアフリカゆきから、楽しい家まで12冊。
猿のチーチだけでなく沢山の動物が出てくる。動物が人間に飼われているのでなくそれぞれが自立?して一緒に暮らしていると思える生き生きした姿が描かれ
ドリトル先生のように動物語が話せたらいいのにと思えるどれも楽しい話だった。
このオカピのスケッチは息子がその頃 描きました。
f0221050_557755.jpg

 * 私の持っている保育社・1973年初版発行「標準原色図鑑・動物Ⅱ」には
最初の繁殖がパリのヴァンセンヌ動物園と載っていますが
これを書いていて検索したら、オカピの繁殖に最初に成功したのはドイツのフランクフルト動物園になっていました。
[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-27 06:24 | 本を読む | Comments(5)

夏の仕事

f0221050_611684.jpg

昨日から気温がぐーんと下がって涼しくなった。
夏の大掃除と言うのではないが、少々動いても汗をかかなくなったので
気になっていたキッチンの棚を掃除して。ついでに食器類の配置も少し変えた。
皿小鉢は手の届くところにあるものを使うことが多いから
どうしてもマンネリになる。
夫は飲むと動くのが嫌になるからと外食をあまり好まなかった。
私も料理を作るのは苦にならなかったから どうしても家に人を呼んで食べることが多い。その分皿小鉢だけはかなりの数は揃っている。
ただし私は、どんなに形が面白いと思っても重なりにくい皿や鉢は買わない。
保存容器もできれば全部同じもので同じ大きさ?を揃えたいと思うけれど
こればかりは用途が色々あるから、仕方なく大きさの違うものを使っている。
棚を拭いて、瓶類を洗い、香辛料のチェックをして
食器を並べ替えただけだが、それでも随分気分転換にはなった。
f0221050_620318.jpg

f0221050_6211455.jpg

f0221050_6224151.jpg

f0221050_6233691.jpg

f0221050_6253262.jpg

[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-26 06:27 | 住む | Comments(2)

荘厳?な雲

f0221050_6572961.jpg

朝 6時半。
そろそろ陽が上がり始める時刻。
見ている間に、雲の下に薄っすらと朱鷺色の線が表れる。
雲の動きも刻一刻変化して。荘厳な?神秘的な感じさえしてくる。
わくわくでもどきどきでもない。なんと言えばいいのか。。。
ただただ見とれる。。。。。そんな空だった。

酷暑、猛暑と最初は騒がれた今夏。
日中はギラギラと暑くても
夜半は気温も下がり、熱帯夜にもならなくて久しぶりに「夏」を満喫はしている。
来週は最高気温が23度から25度になる予報が出ていて。
「夏」はもう終わるの? まさか。
30数年ここに暮らしていて。
いつも「もう少し暑くなるかな?」と思っている内に
夏が終わってしまうのがほとんどだから。  今年も?
f0221050_705830.jpg


f0221050_714526.jpg


f0221050_723360.jpg

[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-25 07:13 | 空を眺める | Comments(0)

紫蘇たっぷりの夏の寿司

f0221050_7585424.jpg

週に1回ぐらい同世代の友と夕飯を一緒に食べる。
普段の一人暮らしでは作れないような多めに煮るとおいしいパエリヤや
ハンガリアングラーシュ、ビーフストロガノフなどの煮込みをすることが多いが
今日は「夏寿司」を作った。
薄切りの胡瓜、生姜を千切りにして甘酢に漬け、胡麻を炒り、ベランダの青紫蘇をたっぷり刻み込む。
具はスモークサーモンをあらかじめオレンジに漬けて燻製の臭さや塩の辛さをやわらげて置いた。
あとはご飯を炊いて合わせ酢を混ぜるだけの簡単な寿司。
今日はスモークサーモンを使ったが、時には甘塩の鮭や干物を焼いてほぐして入れたりもする。
具を煮る手間が要らないし。
たっぷり入れた青紫蘇の香りに鮭のピンクの色合いがはえてシャキシャキした胡瓜の歯ごたえに生姜がピリッと効いて食欲の落ちた夏にはぴったりの爽やかな味のお寿司だった。

前菜はいつもと同じような小鉢もの。
また「ままごと遊び」をしてるなぁと思いながら並べてみた。
もやしと人参のごまあえ。山芋の千切り。オクラのみぞれあえ。新玉葱の酢漬け。
f0221050_832484.jpg

[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-24 08:15 | ままごと | Comments(0)
f0221050_5525393.jpg

若くして亡くなった藤原伊織は私と同世代、同郷だからか共感することが多い好きな作家だ。
普通?の勤めを持ちながら、内面に裏社会のやるせなさを秘めた翳りのような男を描くのがうまいと思う。
「テロリストのパラソル」「手のひらの闇」「ひまわりの祝祭」「シリウスの道」などどれも好きな作品だが あまり人気のない?らしい初期の「ダックスフントのワープ」の青さや妙に固いところも私は好きだし
ハードボイルド?としては仕方がないが ここでこんなに上手くことが運ぶ筈はないと思えるような甘いところも最初は目に付いたが
晩年の「ダナエ」や「遊戯」にはそれが全く感じられないほど透き通った作風になったように思えて。もうちょっと生きていて欲しかったなぁと思う。

「テロリストのパラソル」の中でうらぶれたバーの主が、その店の酒のあては
ホットドッグのメニューだけで 客に注文されてからパンにはさむキャベツも刻み始める。彼が子供の頃 野球場でホットドッグを買ってもらい 世の中にこれほど美味しいものがあるのかと感激しながら食べた回想につながり。
同世代の私はホットケーキやプリン グラタンなどを初めて食べた時の懐かしい
嬉しさを思い出し それがまた忘れがたいシーンになった。

フランスのキャベツはザワークラフトに使うような硬いものがほとんどだが
近頃はアジア系の店で時々、柔らかい日本風?のキャベツに出会うこともある。
野菜の中でキャベツの最も好きな私は一人で食べきるには大きすぎるとは思いながらも 今日もためらわずキャベツを買ってきた。
明日の昼ご飯は勿論ホットドッグに決まっている。
f0221050_6321218.jpg

[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-23 06:41 | 本を読む | Comments(0)

鰊の牛乳漬け

f0221050_851348.jpg

ライフログに載せている「季節のうた」の佐藤雅子さんは
お会いしたことはないが、私がもっとも敬愛している方で、
著書の「保存食ノート」や「洋風料理ノート」は
端が擦り切れるくらい読んでお手本にさせてもらった。
それにしても昔の主婦、特にこの方がすごいのだろうが
まあなんでもご自分で作ってしまわれるのには驚いた。
料理や縫い物はもちろんのこと、彫金や木彫りの洒落たお盆やスプーンまで作られて 見ていてため息が出た。

知らなかった保存食をフランスで手に入らない物は(小ぶりの茄子の砂利漬け等)諦めたができそうな物は真似をして半分以上(べったらやキャラブキも)は作ってみた。楽しかった。
鰊の牛乳漬けもこの本では小鯵を使っておられるが。
本来は鰊で作るらしいと書かれていたので。ちょうどいい大きさの小鯵は見つけにくいから鰊にした。鰊も最初は生の魚を使っていたが、魚の鮮度のあまり良くないフランスでのこと。
燻製の鰊で代用したらいいと気がついて、今はどこのスーパでも売っている真空パックの鰊で作る。
レシピでは牛乳に30分間漬けてから香辛料を入れた合わせ酢を入れることになっているが
私は燻製の臭さを取り除くために、30分間漬けた最初の牛乳は捨ててしまい。
もう一度新しい牛乳を入れて30分間漬けなおし。玉葱、レモンの薄切り、パセリ月桂樹の葉も魚の間に入れ、粒胡椒やグローブの入った合わせ酢を注ぐ。
燻製の塩辛さもまろやかになって臭みも取れて美味しくなり しかも生の鰊を使うより魚の鮮度を気にしなくてもいいから気持ち良く食べられる。時々牛乳漬けにした鰊を手まり寿司に使うこともある。コハダの寿司に似た感じのものができる。
f0221050_8392834.jpg


f0221050_839495.jpg


f0221050_840101.jpg

[PR]
by fusk-en25 | 2015-07-22 08:55 | ままごと | Comments(2)