煌めく光の中で


by fusk-en25

カテゴリ:季節感( 29 )

おはぎを。。

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桜もちらほら咲き出して。。。いるのに
花冷えとも花曇りとも言えそうな鬱陶しい日になった。
気温も15度。
「暑さ寒さも彼岸まで。。」はこの国に通じないのかと
いつものことながら悔しがる。

お彼岸に仏様を出しにして。
「おはぎ」を作った。
「ぼた餅」と呼ぶには小ぶりで。まだまだ牡丹を愛でるような陽気でもない。
小豆はアレルギーで食べられないから。
乾燥豌豆で餡を作り。ほんの少し抹茶を入れて若草色に染めた。
貰い物のきな粉も添えて、小さなお重に入れたら、またそれらしく見える。

お精進のつもりではないが
野菜づくしの、ピーマンのきんぴらもどきやジャガ芋のお味噌汁のお膳もこしらえ。
ご飯を焼き握りにして、梅干しと漬物も添える。
なんとなく「季節の感じ」だけお彼岸になったような気がした。


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by fusk-en25 | 2017-03-20 07:35 | 季節感 | Comments(2)

水仙が揺れる。。

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快晴、20度。
日差しはすっかり「春」だし。
長袖のTシャツの上に薄いダウンジャケットを着て出かけたら暑かった。

街のあちこちにも、道路のそばにも。
水仙が群れ咲く。
中でもこの近所の教会の、野趣に富んだ水仙の咲き方を見ていると。
パリの中心地オペラまでメトロでたった30分しか離れてないとは思えない。
ほったらかしがいいのだろうか。
ヒナギクや、匂い水仙に混じって、黄色の。。大きな水仙が揺れる。

ふと上を見ると。
マロニエの新芽が青い空に、光り輝き。。
どうして新芽の時だけこんなに艶っぽいのだろうと思えてしまう。
樹の上の方にはもう小さな葉っぱも開き始めて。
春ってなんていいのだろう。。。待ちわびる筈だとつくづく思う。


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by fusk-en25 | 2017-03-17 09:41 | 季節感 | Comments(4)

花霞。。

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まだまだ「春」になったとは思えなくて。
コートを着て出かけて、ちょっと早足で歩いたら汗ばむほどだった。
気温は17度。陽差しも春めいて明るく。
あちこちの梅や連翹も満開になって。。
花霞と呼びたいような。ピンクや白のもやがかかったような景色に。
うっとり見とれる。

見たそのまんまは美しい。。絵になっているのに。
写真になるとどうしてこのふんわり感が出ないのだろう。
写しても写しても悩み深き。。の感じがする。

夫が死ぬちょっと前だった。
それまでカメラなど触ったことがない私が。
検査入院を繰り返していて。留守がちの夫の代わりに
ベランダの花を写し始めた。

「せめて私の生けた花ぐらい綺麗に写したいわ」と言うと。
いけた者の思いが乗るから写せるようになると笑ってた。
「でもなあ。花を写すやろ。そしたら、あんたやったらこんな風に写すかな?ってすぐ思うねん。
なんかすけべえ根性みたいやわ」と言うと。
「ふーん、そんならな。お前の方が早いかもしれへんなあ。。」と
分かったような、わからないようなことを呟いていた。

それから8年が過ぎる。
4年前にコンパクトデジタルカメラよりもう少し性能のいいカメラを
「マニュアルで写しや」と付け加えながら息子が誕生日にくれた。
それまでオートで写していたのをそう言われるならとマニュアルで写し始めた。
と言っても手振れ防止もオートフォーカス機構もマニュアルではない。
でもなんとなくオートよりも見た目が少し良くなった気がした。

そして4年を経た今。。
いつの間にか、夫ならこんな風に写すだろうとほとんど考えなくなっているのに気がついた。
勿論、映り込みや影が写真になるとは夫の写真を見ていなければ、おそらく知らずにいただろう。
今だに。何を写せばいいのか。何を選べばいいのか躊躇うばかりの写真だが。
「ああ綺麗」だと思える光景に出会った時に、即座にそれを写している自分を発見して
写真って「楽しいなあ」と思えるところまではどうにか来たかと思う。


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by fusk-en25 | 2017-03-16 09:17 | 季節感 | Comments(2)

タンポポの黄色も。。

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ここ数日、暖かなよく晴れた日が続いている。
まさかこのまま本当に「春」になってしまうとは思えなくて。
半信半疑の気持ちも残ってはいるが。。。
それでも春の陽射しは心地よく。待ち望む筈だとは思える。

植木鉢の整理をしようとベランダに出て。
ふと下の建物を眺めた。
ついこの間まで茶枯れていた屋上に青々と草が茂りだし。
中にポツポツ黄色の色も見える。
なんの花が咲いているのか?知りたくてカメラに取り込んでみたら
「たんぽぽ」だった。

この3角形の組み合わさった建物。
建築学上からも都市計画からもかなり有名なもので
Jean Renaudie(設計家)が考え1971年から建て始めたものだが。
庭やロフト環境をうまく組み合わせて、見る分には楽しい建物だと言われている。
住む心地としては、家具の置き方が難しいだろうとか。。
考えてみても普通なら四角の部屋が全部三角形なのはなんだか落ち着きがないような気がするのは
私の感覚が規格的なのかもしれない。
この建物以外にも。この街の都市計画の延長として。
全部がJean Renaudieの作品ではではないが
何棟もの三角形をイメージされた建物が配置されて
すぐ横の昔ながらの市庁舎と対比しても奇抜な感じの筈なのだが。
見慣れたからか。いつのまにかこの街の都市空間としてしっかり定着して。
50年近い時間はこれらの建物もうまく調和してきたのかとも思える。

春らしく、どこかの庭に、庭師が入っているのか
スコップを使う音もしてきた。
小さな庭の中にはミモザや紅梅も連翹も咲き始めて。。景色を彩る。

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by fusk-en25 | 2017-03-15 08:42 | 季節感 | Comments(2)
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孫のおやつを買うつもりで
パン屋が開く4時に合わせて家を出た。
メトロがスイスイ来て、最寄りの駅には10分も早く着いた。
昼休みを取っているパン屋が開くのを待つ間。
花屋のウインドウの春の花と共演しているような映り込みを写してみたり。
キャフェで孫らしい子供と何かを食べている夫人を微笑ましい気分で眺めたり、
街角のキャフェのウインドウに自画像込みの映り込みを写していたら。
つかつかとウエイターがやって来て。
「ちょっと。おいで」と言う。
何事かとは思ったけれど。ついて行った。
街角の黄色の郵便箱の裏に回って。
「なあ。これ面白いやろ。先週からこの街の郵便箱全部の裏に。こんな絵が描かれているんや」
と嬉しそうに話す。
「ふーん誰が描いたん?」「きっとアーティストと思うで」
(この会話。大阪弁でやったのではありません。一応フランス語で。)
白いシャツを着ている人がそのウエイターですが。
「ごめんな。呼び止めて、写真写してたから言うたんやけど。」
「いえいえ。こちらこそ、ありがとう。」
知らない人とのちょっとした会話を。。交わす。。
なんだか気持ちがぬくぬくして来た。

他の郵便箱まで調べなかったけれど。
街中に描かれていると言う裏の絵も機会があれば見てみたい。


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by fusk-en25 | 2017-03-12 09:01 | 季節感 | Comments(6)

春の足音も。。。

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春の足音が間近に。。なって来た。
この時期になるといつもこんなところに梅や連翹が植えられていたのかと驚く。
残念なことにビルとビルの谷間のような狭い場所に咲くことが多いから。
花が後ろの壁の色に紛れて目立ちにくくて。花の持つ華やかさが損なわれる。
悔しがってても仕方がないのだが。。。残念には思う。
それでも通りすがりの人たちは。花には目を止めて一瞬立ち止まる様を見ていると。
みんな春を待ち焦がれているのだなあという気はする。

一杯の珈琲を沸かすのに、小さなエクスプレッソの器具を使っているが
たまにはそれをダブルで飲んでみたい気がして。
珈琲豆の専門店に器具を見に行った。
大きさや形が思わしくなくて、買わなかったが。
そこのウインドウがまた綺麗に磨かれていた。。
映り込みにも、いくらか春の匂いがするのがまた嬉しかった。。


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by fusk-en25 | 2017-03-10 09:25 | 季節感 | Comments(6)
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ここ数日、もうぐちゃぐちゃと言いたいほどの雨続きで。。すっかり腐っていた。
今日も最初はどんよりしていて。気温も低い。
そのうち、少し明るくなって。。梅が咲いたか?見に行った。

通りすがりの広場の。。
建物の上に。ちらほらと黄色の塊が見える。
まさか。連翹がもう咲き出した?
近寄って見上げると。やっぱり連翹で。
花の季節でないといつもは知らずに通りずぎる建物のあちこちに。
黄色い色が春を告げる。
ワクワクする気分も起こるのだけれど。。
でも連翹ならなんだかちょっと早いような気もする。
梅もまだ3分咲きにもならないのに。。。
どうも花の開花が。変な感じに崩れているのも
慢性的に異常気象の所為なのでしょうか?

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by fusk-en25 | 2017-03-08 07:44 | 季節感 | Comments(4)

同じような献立で。。

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今夜も雛寿司を作ることになった。
たまたま息子が夕飯に来て、
季節感を考えると、同じ献立になってしまうのは仕方がない。。。。
魚の子も、笊貝も昨日全部食べてしまった。
小柱の煮付けや海老と絹さやのみぞれ和えを小鉢に盛って。
茄子は残っていたからやっぱり蒸して。。
ビールのアテに、白菜の漬物や大根のビール漬けも食べて。
冷蔵庫総動員みたいな食卓。
雛寿司は同じ趣向ながら、サーモンをのせない分。
ちりめんじゃことたっぷりの胡麻や麻実も炒って散らした。

お雛様にと買った「水仙」も満開になって。
これだけ花が咲ききると辺りが本当に華やかになる。。

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by fusk-en25 | 2017-03-05 07:36 | 季節感 | Comments(6)

雛の宴に。。貝を買う。


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マルシェで貝を買った。
「雛の宴」につきものの蛤も浅利もなくて。
ムールではイメージが違うし、coqueと呼ぶ 味は浅利に似ている貝を買った。
名前もズバリ「貝殻」なんて。。日本ではなんと呼ばれているのだろう。
辞書を引いたら「ヨーロッパ笊貝」という名前で房総半島にもあるらしい。
ずいぶん前はブルターニュやノルマンディの海岸にいくらも取れて
貝類の中でも最も安い部類だったが。
ある時期に何度かタンカーが挫傷して海も浜も油まみれになり。臭くて食べられなくなって
ここ数年魚屋でも全く見かけなくなっていた。
半年ぐらい前から。「あらコックがある」と気づきだし。。
おそらく浜がいくらか綺麗になって来たのだろう。
ただ昔のように安い貝ではなくなっていた。

貝もすでに砂を吐かせてあるというが。
なんとなく信用できなくて、やっぱり塩水に2時間余りはつけた。
おつゆに使うつもりだったが
半分はさっと炒めて前菜につまみ。魚の子や蒸し茄子も一緒に並べて。
主菜には、雛寿司を作ったのは言うまでもない。
馬子にも衣装ではないが。
なんでもないお寿司も箱に詰めたら宴の感じになった気がする。

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by fusk-en25 | 2017-03-04 07:50 | 季節感 | Comments(4)

雛と遊ぶ。。

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朝からきらめくような素晴らしい天気になった。
目覚めてすぐに。「お雛様」と遊んだ。
顔の白さが光に反射して、それでなくても淡い目鼻立ちが白っぽくとぶ。
それでも明るさはありがたい。
大小の雛を並べると。なんとなく小さい雛を大きい雛が
まるで発表会の我が子の舞台を袖で見守る両親の風情に見えてきたりして。
陽の明るさが劇場の照明のような幽玄さもかもす。

お雛様にと。春色の水仙を買った。
光がたっぷり当たる浴室に置いて見ると
さすがに40本の束。
近づくと水仙の甘い匂いも濃厚に薫る。
ああ「春の色合い」と嬉しくなった。


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by fusk-en25 | 2017-03-03 08:22 | 季節感 | Comments(6)