ラタトゥイユを炊いた。本来は夏野菜の処理に作る料理だが、
今は茄子もズッキーニもピーマンもトマトも年中ある野菜で。
我が家ではこれ等の野菜は冷蔵庫の常備品と言ってもいいぐらいになっていて。
焼き茄子にしたり ピーマンのおかか和え、プロヴァンス風の野菜オムレツにも
常備しておけばさっと作ることができて便利な野菜でもある。
ラタトゥイユには二つの炊き方がある。
全部の野菜をオリーブオイルで炒めてグツグツ煮てしまう「ごった煮」タイプと
あらかじめそれぞれの野菜をオリーブオイルでサッと炒めて、深皿に彩りよく並べ。
オレガンやパセリ、ローズマリーなどの好みのハーブを散らして、
オーブンで焼いてから、冷たくして前菜風に食べる「冷たいラタトゥイユ」は
見たも綺麗で、前菜としては早めに作っておける利点はあるが
私はどっちかと言うと野菜の味が渾然として旨味が出る「ごった煮」タイプのほうが好きだ。
作りたてのシュペッツレをつけあわせて、セイボリーの生葉を摘んで散らして食べた。