ここ数日。小糠雨が降り続いている。
気温は15度と暖かだが、なんとも大気が重くて鬱陶しい。
昼をいくらか過ぎた頃。
どんよりした空に、つかの間、陽が差した。
あぁ太陽と急いで外に出た。
毎日しとしと降り続く雨で大気はしっとりしているが。
並木の黄葉はほとんどが雨に叩かれて落ち葉になった。
それでも目前の市庁舎の。広場の菩提樹の並木には、風に吹かれて金色の木の葉が舞う。
舞い落ちる金色の葉の様を写したいと思うのだが。
そうもうまくいかなくて。盲滅法にシャッターも押してもちょっとしか写らなかった。
金色は銀杏にも。もう今にも全部の葉っぱがなくなりそうな勢いで
ひらひらと木の葉が舞う。
紙吹雪でもなく、花吹雪でもない。これをなんと呼ぶのだろう。
ただただ舞い落ちる木の葉に見とれた。
樹の下は「金色の絨毯を敷き詰めた。」と思えるほどに真っ黄色に染まっていて。
名残の秋の。。風情に心惹かれる。