ゆうべの月の出は午前零時40分。パソコンに向かっていて、ふと窓を見たら
ぽかっと三日月をほんの少し膨らませたような赤い月が建物のすぐ上にあがってきた。
建物の近くに見える月は上空で煌々と輝くのより、より綺麗に思え。
半分の月でも光量はかなりあるとみえて 光を浴びた建物もいつもより幻想的な気がした。
その前夜。午前6時05分。
時間としては夜とは言えないが、まだ陽もあがってこず
空は真っ暗で「夜が長くなった」と思えるような明け方だった。
厚い雲に覆われていた空に一瞬だけ月が姿を見せた。
月も一瞬だったからか、雲の合間に。。たなびく雲に隠れるでもなく
ぼーっと霞んだり、またくっきりあらわれたりして なんとも幽玄な感じがした。
奈良時代や平安の時代の人たちは太陽より月を愛でた。
毎日毎日形を変える楽しみがあったからだろうか。。