8月の最終に近い週というのに。昨日から「真夏日」になって。
すでに秋の気配かと思っていたお日様がまた突然ギラギラしだした。
日中は36度か37度。今日は暑かった。
ひょっとすると「熱帯夜」になるかな?と思っていたら
夜半になって28度まで下がって涼しい風も吹いてきて、
扉を開けたまま眠るのは今夜がこの夏では初めてになりそう。
2003年の夏。
いわゆる酷暑と呼ばれた年。1週間以上40度近い気温が続き。最低気温も30度を下がらず。
熱中症になった老人が1万人以上も亡くなって騒がれた夏も私はパリにいた。
飼っていたフレンチブルドッグが、部屋の冷たい場所を夜中じゅう探して動き回り
それでも熱くて寝られないとひいひい言うので
体に濡れタオルを被せてやって寝かせたぐらいの暑さだった。
もちろん人間の方も暑い。しかも大気が異常に乾燥していたから
その暑さは肌を刺すような痛さを感じたほどだ。
1週間ほどで通常の気温に戻ったから、なんとかみんな過ごせたものだが。
庭の芝生に寝たとかハンモックにしたとか何年か経っても
あの時の暑さが話題になっていた。
ベランダの日よけを手すりに結んで簡易のテントを張ってみた。
朝はまだ涼しいからその下で朝食も食べる。
キッチンの日よけの布が風を孕んで翻り、風が渡る様がしっかり目に見える。
たった一枚の布の効果が感じられるのをずーっと見ていて。
気分だけでも涼しさを味わっていた。