私はじゃが芋が好きだ。
ドイツに旅行した時にマルシェでじゃが芋を買ったこともある。
家族たちには「なんでわざわざそんなものをここで買うのか?」と怪訝な顔をされたけれど。
ドイツと言えばじゃが芋の産地と思い込んでいて。
「男はビール。女はじゃが芋で太る」と言われるほどの国柄。
きっとじゃが芋も美味しいだろうと思ったのだが、びっくりするほどの美味しさは感じられず、
たまたまその時に買ったじゃが芋が美味しくなかっただけかもしれないが
意気込んで買っただけに。
慣れた?フランス産の方が美味しいと思えたのはちょっと残念だった。
その好きなじゃが芋の入ったパンのことを知った。
じゃが芋の香りがするパン?どんなだろう?
焼いてみることにした。
いつもパンはマルチセレアルという、雑穀の入った全粒粉で焼く。
今回もそれを使って、粉350gにミルクを200cc、卵40g。オリーブオイル50ccの
いつものパンの配合に、あらかじめ圧力鍋で蒸したじゃが芋をマッシュポテトにして150g入れてこねた。
こねるのは機械でやった。
こね具合をみたら。ベチャベチャの種になって触れそうにもないから。
そのまま1次発酵をさせて、取り出してもまだベチャついている。
手に粉をつけてなんとかまとめて。2次発酵はオーブンにして。15分焼いた。
種が柔らかいから丸く膨らまずフォッカチャのような形にはなったが、なんとか焼きあがった。
ちょっと冷まして食べてみたら、味はいい。
ただ残念なことに全くじゃが芋の香りがしない。
フライパンに軽くオリーブオイルを敷いて焼いたら、かなり美味しいのだが。
これを「じゃが芋パン」と名づけられるような味でないのが悔しい。
粉に対してじゃが芋が少なかったのか。手抜きして機械でこねたのが原因か?
ミルクを水に変えたらいかがかと助言してくださる方もあるので。
再度挑戦しようとは思っている。